こんにちは!スタディサプリを使って塾なし中学受験したこもんがです。
こもんがの中学受験をサポートしたままんがです!
こもんがは週5回の習い事を小6の夏まで続けながらスタディサプリを中心に使って塾なし中学受験をして、Z会で難関校レベルとされている学校に合格することができました。
スタディサプリって、ものすごい量の教材がありますよね。
講座は学年ごとに基礎と応用があって、講座を構成している講義もいくつものチャプターに分かれていて、テキストもあって…
という具合で、スタディサプリを使ったことがない人にとっては、中学受験で効果的に使うためのコツや、どんなケースの中学受験におすすめなのかがイメージしづらいと思います。
この記事では、中学受験でスタディサプリを使いこなすコツと、どんなケースの中学受験におすすめなのかを解説します。
スタディサプリを効果的に中学受験に使うコツ
講座のレベルについて理解しておく
まずはスタディサプリの講座なんですけど、各教科ともに基礎編と応用編があります。
そして、基礎編については小学校の学習指導要領の内容になっており、中学受験に必要な内容を学習できるのは応用編です。
ちなみに算数については入門編もあるんですけど、入門編と基礎編の違いは、入門編の方が基礎編よりもていねいな講義になっていて、講義数も入門編の方が多いです。
いずれにしても、スタディサプリを中学受験で使う場合は「応用編」を中心に使うようにします。
同じ講義内でも難易度が違うことを意識して学習を進める
スタディサプリでは講義ごとにテーマが決まっており、基本的に1講義1単元というような構成になっています。
そして、講義中に含まれる問題はそれぞれ役割があって、
講義前半の問題 → 単元の基礎的な内容
講義後半の問題 → 単元の応用的な内容
という構成になっています。
このルールを知らずに、1周目で講義内の問題を全て完璧に解けるようになろうとすると不必要に時間がかかります。
スタディサプリの講義の最終問題は、問題集でいうと問題集で1番難しい巻末の問題みたいなイメージです。
1周目で完璧に、解ければいいんですけど、解けなくても無理して理解しようとする必要はないです。
入門編や基礎編ではあまり感じないかもしれないんですけど、応用編の講義後半の問題は入試レベルになるので難しいです。
そのため、以下のような流れで進めると効率よく学習することができます。
1周目 →講義前半の基本的な考え方を、必要であれば基礎編も使って理解する。
2周目以降 →講義後半の問題まで理解できるようにする。
動画を見るだけではなく確認問題に取り組むことが重要
スタサプといえば動画授業のイメージがありますよね。
でも、スタディサプリで中学受験に対応できる力をつけようと思った場合は、テキストの問題を繰り返し解くことが重要です。
これはスタサプの良いところでもあり悪いところでもあるのですが、スタサプの講師は本当に授業が上手でわかりやすいです。
なので、動画をみると、なんとなくわかったような気になってしまいます。
でも自分で実際に問題を解いてみると「あれ?なんだっけ」みたいなことがあったりします。
なので、動画授業を見た後は、必ず確認テストで本当に理解できているかどうかの確認をする必要があります。
スタディサプリのテキストに掲載されている問題は、中学受験の典型問題を抑えた良問ばかりなので、しっかり取り組んでおくとスタサプ以降の伸び代が大きく、こもんがはスタディサプリ後の応用問題に対する反応がとても良かったです。
繰り返し確認テストに取り組むことは時間がかかり、根気も必要な作業なのですが、それだけの価値があると心に留めておいてください。
サプモンに気をつける
スタディサプリにはサプモンというミニゲームがついているのですが、これがなかなか曲者だったりします。
普通に使えば学習した内容をモンスターとのバトルっていうゲームで復習ができる良い仕組みなんですけど、サプモンは「バトル」以外にも「アバターの作成」っていう機能がついています。
バトルについては使える回数が決まっていて問題ないんですけど、アバターの作成については使える時間や回数といった制限が何もありません。
なので気がついたらアバター1時間作ってた!みたいな学習効果以前のことが起こってしまいます!
タブレットやPCを使う教材全般に言えることなのですが、インターネットにつながっているっていうことは、やろうと思えばなんでもできてしまうので、特に小学生の場合は気をつけておくことをおすすめします。
その他の小技的なもの
あとは、小技的なものとして以下のようなものもあるので紹介しておきたいと思います。
確認問題は印刷して使う
スタディサプリは動画だけでなく、テキストを画面上に表示させて使うことができます。
例題や練習問題については単元の解説に使われる問題なので印刷しなくても良いんですけど、確認テストについては印刷して使った方がメリットが大きいです。
どういうことかというと、印刷して確認問題を解くようにすると、できなかった問題だけをまとめて保管することができます。
そうすると、それは自分の弱点だけをまとめた専用の問題集として使えます。
なので、このできなかった問題だけをまとめたものを使って、繰り返し学習はもちろんなのですが、隙間時間に何度も眺めるといった方法で苦手な単元や問題を潰していくことができます。
スタディサプリは紙媒体のテキストを購入をすることもできるのですが、せっかくページごとにダウンロードできる作りになっているので、その良さを活かした使い方がおすすめです。
問題集丸ごと持ち歩かなくて良いので、移動時間中に「今日はこれだけマスターする!」みたいな感じで使うと達成感もあるみたいでおすすめです。
小6の後半10講義は総復習と弱点発見に使う
算数応用編の小6の後半10講義は、中学受験の典型問題を総復習できる構成になっています。
小6後半の10講義の内容は四谷大塚の四科のまとめ程度のレベルなので、基礎を一通り勉強した子供であれば、1講義あたり1時間もかからないでテキストの問題を解き終えることができるはずです。
なんでわざわざスタサプを使うのかと思うかもしれないのですが、スタディサプリの場合、わからないところは総復習講義の動画、それでも理解が怪しいという場合は該当する単元を利用して理解を深められます。
そのため、どこがわかっていないのかわからないけれども成績が伸び悩んでいるという人には特におすすめです。
国語の知識系問題を短時間で復習したいときにも使える
国語の場合、知識系の講義動画は全部見ても3〜4時間です。
そのため、短時間で国語の内容を総復習したいという人はぜひ活用してください。
また、国語を担当している山崎先生は、ソフトな語り口でもポイントを押さえた、気がついたら頭に入ってきてた系の講義をするのでぜひ一度ご覧ください。
中学受験でスタディサプリがおすすめの人
次は、中学受験でスタディサプリがおすすめの人について紹介します。
スタディサプリを中心に使って中学受験したい人
まずは、スタディサプリを中心に使って中学受験したい人です。
こもんがはこのケースだったのですが、スタディサプリは中学受験の基礎を固める教材として充分な内容でした。
「基礎」というとレベルが低いと誤解されてしまう方もいるかと思うのですが、スタディサプリで学習する内容は、進学塾で使われているテキストに載っている問題と同様の問題ばかりです。
こもんがの場合、算数はスタディサプリの応用編を中心に勉強したのですが、中学受験の典型問題がしっかりと身につきました。
そのため、スタサプを終えた後に取り組んだ四谷大塚の四科のまとめは9割以上正解で、解くスピードも速く、その後に取り組んだ受験レベルの問題への反応もとても良かったです。
中学受験に向けた先取り学習をしたい人
中学受験で必要になる勉強は、難易度が高く、小学校で習うようないわゆる基礎的な知識は理解していないと学習していくことが難しいです。
スタディサプリの講義は、学校レベルの基礎編と中学受験レベルの応用編があるのですが、基礎編を使えば無学年式で先取り学習をすることが可能です。
また、先取り学習をする場合「どこまで学校で習ったか」っていう情報が必要なんですけど、何回にも分けて違う学年で勉強する単元もあったりで教科書を見るだけだと掴みきれなかったりします。
そういった場合にはスタディサプリについている講義と教科書の対照表を参考にすると無駄なく先取り学習ができます。
そのため、いずれ塾に通って中学受験をする予定だけれども、先取り学習だけはしておきたいという人にもぴったりの教材になります。
塾の授業についていけない人
塾に通っているのに思うように成績が上がらない場合や、授業の内容を理解できているか怪しいと感じる時ってありませんか?
スタディサプリはひとつの講義(単元)の学習に必要な時間が、動画解説で学習する時間と問題を解く時間をあわせても1時間〜1時間半程度とそれほど負担になりません。
優秀な子供であれば、塾で先生の説明を一度聞いただけで正しく理解できるのかもしれないんですけど、なかなかそうもいかないですよね…
なので、塾で習ったことが理解できていないような単元については、スタディサプリを視聴して疑問点を潰せます。
そのため、塾でわからない所があるけれども家庭内に中学受験の勉強を教えられる人がいない、または親が忙しく時間が取れないという人にもおすすめです。
難関校むけの通信教育のレベルがあっていない人
Z会の中学受験講座のような、中学受験で上位校を狙う通信教育の場合、基礎的な問題よりも応用問題の比重が高いです。
そうすると、基礎を完全に理解できていないまま応用問題に取り組むことになり、解けない、または解説をみてもちゃんと理解していないということがあります。
こもんがの時も、面積図を使う特殊算が苦手で、基礎編の「面積」の単元からやり直したらその後の学習がスムーズに進んだということもありました。
なのでスタディサプリを使って、解けない問題についての単元、あるいは関連する単元の「基礎編」を使って抜けている知識を補填するようにすると、親子ともにかかる負担が減らせます。
中学受験と習い事との両立がしたい人
スタディサプリは学習スケジュールにおいて何も制約がないので、自分の都合に合わせて勉強を進められます。
家庭学習で中学受験を目指す場合、通信教育を使うという手もあるんですけど、通信教育は毎月や週ごとのカリキュラムが決まっているため1年を通して決められたペースで学習する必要があります。
スタディサプリの場合は、こういった制約はありません。
なので、習い事が忙しい時は抑え気味な勉強にしておき、長期休暇や習い事で一段落ついた時には一気に学習を進めるといった、習い事を中心に考えた中学受験が可能になります。
また、通塾のような時間的な縛りもないため、習い事が終わってから、または習い事を途中で抜けて塾に行く必要もありません。
こもんがの場合もスタディサプリがなかったら、週5回の習い事を小6の夏まで続けながら難関校に合格することはできなていなかったと断言できます。
小6になってから中学受験をすることにした人
小6から中学受験をすることにした場合、一番問題になるのは、まずは中学受験の基礎を固めなくてはいけないにもかかわらず、集団塾では既に基礎を学習し終えているということです。
そうすると塾以外の方法で中学受験の基礎を学ぶ必要があるのですが、選択肢として、自学、個別、家庭教師、動画授業などがあると思います。
自学でいけるのであれば良いんですけど、おそらく親御さんが勉強を教えられることが条件になります。
もし、家庭教師に毎日つきっきりで教えてもらえるのならば最高だとは思うのですが、ままんがが一度プロ家庭教師に見積もりをとった際には、1時間当たり5,000円超えでした。
1時間5,000円…スタディサプリなら1ヶ月2,178円です。
先に紹介した、難関大生やプロ家庭教師に質問ができるラクモン、または比較的リーズナブルなオンライン家庭教師を週1程度で併用しつつ勉強していけば、コスパと効率のバランスをとりながら1年間という期間を最大限に使えます。
まとめ
スタディサプリを中学受験で3年間使った時の経験をもとにして、スタディサプリを中学受験で活用するコツとおすすめの人についてまとめてみました。
実際に中学受験で3年間使った時の経験から感じていることなので、スタディサプリを使って中学受験をしようとしている人の参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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