
中学受験のために習い事を諦めようとしていませんか?
こもんがは小6の夏休みまで週5回の習い事を続けながら、4割ほどが旧帝医早慶に進学する学校から合格をもらうことができました。
この記事では、中学受験と習い事を両立させるために必要だったことや、どうすれば中学受験と習い事を両立できるかについてをこもんがの経験をもとに書いてみたいと思います。
もくじ
こもんががやっていた習い事について

まずはこもんがやっていた習い事についてです!
習い事との付き合い方も色々あるとは思うのですが、こもんがの場合は、習い事に楽しく取り組むというよりも、がっつり取り組むいわゆる「ガチ勢」でした。
低学年の頃から週5回のペースで習い事に通っていたため、習い事が生活の中心になっていました。
こもんががやっていた習い事
しっかり取り組んで高いレベルを目指す習い事
週5回の練習+週末に習い事のイベントが入ることもある
いつまで習い事を続けたか
小6の夏休みまで、週5回通っていました。
中学受験と習い事を両立するために必要だったこと
中学受験と習い事の両立をするためには以下のようなことが必要でした。
中学受験と習い事の両立に必要だったこと
勉強時間の確保
無駄のない学習
子供のモチベーション
親のサポート
体調管理
順に詳しく書いていきたいと思います。
勉強時間の確保
平日は習い事があるため勉強できないので、塾には通わずに週末や長期休暇を利用して集中的に勉強していました。
気分転換になるような軽い習い事であれば、帰宅後に勉強をすることもできるかもしれません。
でも、こもんがの習い事は負荷が高かったせいもあり、習い事が終わった後に勉強をすると無理をさせることになってしまいます。
なので、習い事をお休みするようになった6年生の秋までは平日は勉強しませんでした。
以下概算ですが、日々の学習にあてた時間になります。
中学受験の勉強にかけた時間
小4
【学期中】週末1日のみ3時間
【長期休暇中】3時間 (冬休み以降)
小5
【学期中】週末2日 合わせて10時間
【長期休暇中】6時間
小6
【1学期】週末2日 合わせて10時間
【夏休み】6時間
【2学期以降】土曜・日曜それぞれ6〜8時間 +平日2時間
【冬休み】8時間
1日に6時間や8時間というとすごく長い時間のように見えるかもしれないんですけど、集中して取り組んでいたので割とすぐに時間が経ってしまっていました。
多分、この時間よりも多く勉強した日もあると思います。
無駄のない学習
必要最低限の教材で入試本番で確実な得点源になりそうなことを中心に学習することを心がけていました。
「足す」というよりは「引き算」の考えで本当に必要だと思われる教材を選び、どのように勉強するか決めていました。
対時間効果
何を勉強をするのかを決める時に、対時間効果も考えるようにしていました。
例えば、到達点が予測しにくい国語の読解力を伸ばすための勉強よりも、解法を理解すれば確実に点数が取れる算数の勉強に時間を割くようにしていました。
学習内容に優先事項をつける
入試本番で得点源になりそうなことの優先順位をつけて、まずは「重要事項」を確実に理解し、時間に余裕があったら「やっておいた方がいいこと」に広げていくような流れで勉強しました。
本来であれば参考書を使い順を追って「丁寧に学ぶべき」なのですが、受験本番では「点数が取れれば良い」のでまずは得点源になりそうなことを確実に覚えて、その後に時間が許す限り知識を補填していくという方針です。
例えば、社会は四科のまとめのような必要最低限のことが収録されている薄いまとめ本で一通り知識を定着させた後に、白地図や年表などに取り組み知識の確認と肉付けをしていきました。
反面、中学受験の肝であり、ごまかしの効かない算数については基礎からの積み上げと繰り返し学習をしっかりと行う堅実な取り組みをしました。
ままんがはいわゆる詰め込み式の勉強はあまり好きではないのですが、「習い事に週5回通う」ことと「すべての教科において丁寧に中学受験の勉強に取り組む」ことの両方を実現させる時間はありませんでした。
どちらを選ぶかと言われれば、習い事のレベルを保つことの方が大事だったので、知識系の暗記学習については効率を追求した詰め込み式で乗り切りました。
もしかすると、睡眠時間を削れば知識系の科目を丁寧に勉強をする時間を作ることはできたのかもしれないのですが、睡眠>習い事>中学受験という価値観のままんがにはそういう考えは浮かびませんでした。
実際にどうやって勉強をしたかについては以下の記事にまとめてありますので、もしよければ参考にしてください。
本人のモチベーション
習い事以外の自由な時間は勉強に充てることになるので、友達との遊びや、やりたいことを我慢する必要もでてきます。
そうすると、本人が本当に中学受験をしたいと思っていない場合、モチベーションの維持が難しいです。

こもんがの場合は、習い事が中学受験のモチベーションになっていました
どういうことかというと、中学受験で一貫校に入学してしまえば高校受験をする必要がなくなります。
そうすると、高校受験を気にせずに6年間という単位で習い事に打ち込むことができます。
習い事の先輩達が高校受験のために辞めてしまうのを寂しく感じていたせいもあるのか、受験は中学受験で済ませておくという考えに何の疑問も感じていないようでした。
親のサポート
塾なし中学受験だったこともあり、勉強、情報集め、体調管理、精神的なケアと親がサポートしなくてはならないことはたくさんありました。
大変そう見えるかもしれないのですが、ままんがの場合はすでに習い事の方でこもんがをサポートをする事が当たり前になっていたので、あまり違和感はありませんでした。

どちらかというと、中学受験は習い事を安定して続けるための手段という意識の方が強かったかもしれないです。
体調管理
こもんがの場合、5年生以降は習い事のない週末は5〜6時間の受験勉強をしていたので、ほぼ休みのない状態でした。
体調を崩してしまうと、学習に遅れが出てしまうので体調管理には特に気をつけていました。
成長期でもあったので、習い事をお休みするようになった6年生の秋までは、最低でも9時間以上の睡眠時間を確保するようにしていました。
中学受験と習い事の両立を成功させるポイント
何よりもまず、勉強をする時間を確保する必要があります。
なので、もし中学受験と習い事の両立を考えている人がいるのならば、自分に必要な内容だけを勉強できる方法を選ぶことがポイントになります。
そうすると、塾なしか家庭教師、または個別指導という選択肢になると思います。
集団塾だと、自分に必要のない勉強にも時間を割くことになってしまい、時間がもったいないです。
塾で仲間や見守ってくれる大人が増えるのは心強いのですが、習い事との両立を考えた場合、自分に必要な勉強だけをすることを優先した方が子供の負担を減らせます。
こもんがもトータルでの勉強時間は通塾組よりも少ないかもしれませんが、自分に必要な勉強に充てた時間は通塾して同じような難易度の学校に進んだ子供達とあまり変わらないんじゃないかと思います。
中学受験と習い事は両立しやすい状況になってきている
子供自身が習い事を続けることよりも御三家のような難関校に進学することを一番の目標にしているのであれば、習い事をやめて全力で勉強をした方が後悔しないかもしれないです。
でも、習い事をやめたくないのであれば少し頑張って中学受験と両立してみると、勉強とやりたい事を両立できたことに対する自信もつき、得るものが多いです。
こもんがの場合は、いわゆる中堅校といわれる学校に進学したのですが、もともとは中堅校未満を志望校にしていました。
なぜかというと、塾なしで週5回の習い事を続けながら、スタディサプリだけで四科のまとめレベルの算数をほぼ完璧に解けるようになるとは考えていなかったからです。
なお、この時の具体的な勉強法と体験談は以下の記事にまとめてあるのでスタサプを使った学習に興味がある方は参考にしてもらえるかなと思います。
》スタディサプリを使った塾なし中学受験の学習方法と到達レベル〜算数編
また、受験算数はお手上げ状態のままんがを親に持つこもんがでさえ、4割程が旧帝医早慶に進学する学校に合格できたのならば、教育のプロである家庭教師や個別指導などの力を借りれば、中学受験と習い事を両立させつつ、もっと上のレベルも狙えるんじゃないかなと思います。
昔と違ってスタディサプリのような動画教材と、わからない問題を質問できるラクモンや、ココナラのようなスキルマーケットで講師経験者の助けを借りれば、習い事を続ける時間を確保しながら塾なしで中学受験に対応できる力をつけることは充分可能になってきています。
》わからない問題はどうするの?質問できる?塾なしでできる解決方法
この記事が、中学受験と習い事を両立させたいと考えている人や、自分に合った中学受験を見つけたい人の参考になれば嬉しいです。