中学受験では英語を入試科目として選択できる学校が毎年増加しています。
この英語入試、メリットがたくさんあるわりには選択する人は少数派です。
おそらく、国語、算数、理科、社会の四教科の勉強でいっぱいいっぱいで、英語まで勉強するなんて無理!といったところかもしれません。
でも、英語は教科として「学習」する方法だけでなく、コミュニケーションツールとして身につけることが可能です。
この記事では、子供が負担を感じず、楽しみながら英語を学ぶ方法について紹介していきたいと思います。
英語を学ぶのではなく英語で学ぶ

子供に英語を学ばせようと考えたときにどんな方法が思いつきますか?

英会話教室に通ってる友達は結構いたよ
この記事の後半でも紹介しますが、子供むけの英会話教室はカリキュラムが工夫がされており、英語を楽しく学ぶことができますよね。
なのですが、この記事では、英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶという、イマージョン教育的な手法を取り入れた方法を中心に紹介していきたいと思います。
イマージョン教育は言語を学ぶ上でとても効果的で、子供が好きなアクティビティを選んであげるとコミュニケーションツールとしての英語を自然に身につけることができるのでおすすめです。
英語で学べる習い事とアクティビティ
まずは、英語で学べる習い事について紹介していきたいと思います。
都市部や首都圏中心の情報になってしまうので、通うのが難しい場合は、次章の「オンラインでできるアクティビティ」から読み進めてもらうと良いかもしれないです。
ロッボクラブ
中学受験を考えている場合には、英語でプログラミングや3Dモデリング、電子回路設計まで学べるロッボクラブがおすすめです。
通産省のEdTech対象にもなっており、電子回路設計など理系科目につながる内容を学ぶことができます。
オンラインで受講することもできますが、渋谷、福岡、山口、松戸などには教室があり、今後も更に教室は増えていく予定です。
ネイティブの講師は日本語も理解し、日本人スタッフのサポートもあるので、英語でのはじめての習い事としてはとても良い選択だと思います。
ありがたいことにロッボクラブは無料体験ができるので、まずは試してみて子供との相性を確認し、続けるかどうか決めると良いと思います。
ロッボクラブは次から紹介する運動系の習い事と違って、中学受験やその後の学習につながっていくのでおすすめです。
ジンボリー
ジンボリーは世界40カ国に730を超える教室があるアメリカ発祥の幼児教室です。
日本では東京近辺の他に名古屋や札幌などの都市部中心に教室を展開しています。
0歳から9歳までの子供を対象とした運動、アート、音楽と幅広いプログラムがあるのですが、全て英語での指導になります。
学齢期だと、プログラミングやS.T.E.A.Mに力を入れている英語学童もあり、学校までの迎えと自宅までの送迎もあるので共働きでも利用しやすいと思います。
運動系の習い事は、動きながら英語を覚えていくことができるので活発なお子さんはきっと楽しんでくれると思います。
マイジム
首都圏のほか、愛知、福岡、大阪などの都市部に展開している、英語で体を使った遊びを指導してくれる教室です。
0歳から13歳までの子供を対象にしているのですが、年齢が上がるとテニス、ラグビー、野球などさまざまなスポーツにも挑戦できます。
ひとつのスポーツに深く取り組むことも素晴らしいのですが、マイジムではいろいろなスポーツにチャレンジさせてもらえるので新たな才能を発見することができるかもしれません。
ACE CLUB
千葉県を拠点とするインドア、アウトドアのさまざまな活動を通して英語を学ぶことができるクラブです。
週末や長期休暇などを利用したキャンプも行っているので、参加してみると良い思い出にもなるんじゃないかなと思います。
自分の都合に合うイベントを選ぶことができるので、普段は塾や習い事で予定が一杯といった場合でも参加しやすいです。
必要に応じてバイリンガルスタッフの日本語サポートもあるので英語力に不安があってもチャレンジしてみると良いと思います
ブリティッシュフットボールアカデミー
外国人コーチが英語でサッカーを教えてくれます。
対象となるのは3歳から12歳までの子供なのですが、サッカーを楽しむことから始まりチームの一員としての役割も学ぶことができます。
価値観や行動パターンが違う日本人以外の子供やコーチ陣との交流は、単に英語やサッカーを学ぶだけではないメリットがあります。
サマーキャンプといったイベントや、2022年9月からは女子サッカークラスの開催も予定されているので、トライアルレッスンなどを利用してぜひ一度体験してみると良いと思います。
南青山インターナショナルバレエスクール
英国ロイヤル・バレエ・スクールの認定教師であるだけでなく、英語講師資格であるTEFLも持つ元プロバレリーナが開校したバレエスクールです。2歳半以上が対象で、英語でバレエの指導を受けられます。
Tokyo International Swimming Academy
英語で水泳を教えてくれる教室です。こちらも都内になりますが、プールが好きな子供は楽しめると思います。
兄弟割引の他、プライベートレッスンも開催しているので都合に合わせてレッスンを受けると良いと思います。
空きがないクラスもあるので、申し込み前に確認をしてみると良いでしょう。
》Tokyo International Swimming Academyのサイトを見てみる
オンラインで受けられる英語の習い事とアクティビティ
首都圏在住ではなかったり、忙しくて教室に通うのが難しい場合は、オンラインでできるアクティビティがおすすめです!
eスポーツ英会話
まずは、eスポーツです!
eスポーツ、、あまり聞きなれない言葉かもしれないですが、要はオンラインゲームです。
e スポーツ英会話ではオンラインゲームをしながら英会話が学べます。初級、中級、上級のレベルに分けられていて、コーチは日本語にも対応しているので英語ができなくても安心です。
とても人気があるので順番待ち+抽選になる場合もありますが、とりあえず事前登録をしておいても良いかもしれません。
ゲーミング英会話
こちらもオンラインゲームをしながら英語が学べるんですけど、カスタムサービスだとプログラミングまで対応してくれます。ゲーム好きな子はハマるんじゃないかと思います。
ロッボクラブ
ゲームはちょっと、、というな場合は学習要素が強いアクティビティはどうでしょう?
この記事の前半でも紹介したロッボクラブですが、教室に通う以外にもオンラインで参加することもできます。
通産省のEdTech対象にもなっており、英語でプログラミングや3Dモデリング、電子回路設計まで学べるということで、中学受験を考えているご家庭の場合は特にオススメです。
Global Step Academyオンラインスクール
インターナショナルスクールや英語学童のバックグラウンドをもつGlobal Step Academyのオンラインスクールです。
Global Step Academyでは、英語そのものを学ぶコースから、ゲーム、STEMのプログラミング、英語での算数のように学習要素が強いものまで豊富なコースを提供しています。
中でもおすすめなのは、ゲームベースドラーニングで、先生と英会話をしながら自然に英語を学んでいくことができます。
いわゆる英会話というよりは、オンライン教育という要素があるのでイマージョンど真ん中といった印象です。
Global Step Academyは無料体験の期間が2週間と長いので、長期休暇などを使ってがっつりと体験してみると良いんじゃないかなと思います。
》Global Step Academyのサイトを見てみる【キャンペーン実施中】
英語環境を体験してみる
英語を学びつづける動機付けとコミュニケーションツールとしての楽しさを感じてもらうには、英語環境に身を置くことがとても効果的です。
この章では長期休暇中などに利用できるものを紹介していきます。
Luchouette(ルシュエット)
留学してみませんか?
Luchouette(ルシュエット)はマレーシアへの留学エージェントで、1週間程度のサマースクールから1ヶ月〜半年くらいの期間でカスタマイズが可能な、親子留学プログラムをコーディネートしてくれます
留学は英語学習のモチベーションにもなるだけでなく、その後の英語学習に実体験を重ねることができるのでおすすめです!
異文化を体験することは英語を学ぶ以外にも得られるものが多いです。
親子留学の場合、親御さんも日本を客観的な視点から見ることができるようになるきっかけになり、その後の教育についてもより多くの選択肢から子供に一番合った方法を考えることができるようになると思います。
一般的に日本の中学受験で重要視されている偏差値や学校名といったものも、国外に出るとそれほど重要なことではないことなのだなと感じると思います。
マレーシアは温暖で留学費用も安く、大学においてもノーベル賞を3人輩出した英ノッティンガム大や豪州トップ8のモナシュ大などの提携校もあります。
留学でその環境を体験しておくことは大学、ひいては将来の仕事にまでつながっていく道筋を広げる上でとても賢い方法だと思います。
移住や起業の対応もしているので、親子で新しい環境に挑戦してみるのもありかもしれないですね。
毎月先着30名まではカウンセリングも無料なので、興味がある場合は問い合わせてみると良いでしょう。
また、ルシェットのホームページでは400ページを超えるマレーシアでの生活&ビジネスガイドが掲載されており、親子ビザの取得や、学校、住居、病院情報から税金についてまでマレーシアで生活する上で必要なことが詳しく解説されています。
たとえ留学に興味がなかったとしても、読み物としても楽しめる内容なのでぜひ一度ご覧ください。
》マレーシア教育移住・親子留学プログラム Luchouetteのサイトを見る
Tokyo global gateway
東京青海にある体験型の英語学習施設です。
日本にいながらにして、コミュニケーションツールとしての英語の楽しさを感じることができます。
事前に予約が必要になりますが、プログラミングやアートなどのイベントも開催しています。
英会話教室
最後は英語学習の鉄板、英会話教室です。
英語での習い事やゲーム、アクティビティについては英語を学ぶ動機付けにはなるんですけど、週に数回ということでインプット、アウトプット量ともに限られます。
なので、子供が負担に感じていなければ、もう少し英語に触れる時間を増やしてあげると効果的です。
費用面で考えるとオンライン英会話的なものが選択肢かなと思うのですが、いずれにしても子供向けのカリキュラムがある方が英語への興味を失わずに続けることができると思います。
ベルリッツ・キッズ
ベルリッツ・キッズは通常の教室だけでなくオンラインでのレッスンも選択することができるイチオシの英語教室です。
歌やダンス、ゲームも取り入れたカリキュラムで、オンラインはマンツーマン、教室でも最大3名までの生徒数ということで、どうすれば効果的に英語を身につけることができるかを、とてもよく考えている英語教室だと思います。
ベルリッツ・キッズは無料体験を受けることができるので、ぜひ利用してみてください。
NovaKid
NovaKidは、CEFERのA1〜A2レベルを想定したカリキュラムということで、英検3級〜準2級程度のレベルが期待できます。
中学受験の英語入試のレベルは英検3級〜2級レベルがほとんどなので、中学受験で英語入試を考えた場合にはちょうどよいレベルかなと思います。
また、Novakidの良いところは講師が全員CELTA、TEFL、TESOLなどの英語教育資格を持っていることです。
講師の質が高い割には25分の1レッスンあたり810円からなので、かなりお得感のある料金体系だなと思います。
この金額であれば、塾や習い事と併用しても負担が少ないですよね。
45日以内であれば返金保証もしてくれるので、ぜひ無料体験を利用してみてください。
クラウティ
クラウティ は、学研グループ監修のテキストを利用したオンライン英会話教室で、子供向けにはオセロ(リバーシ)などのゲームを使った授業も提供しています。
クラウティの良いところは、月額4950円からと破格な上、1日1回、25分間の授業を家族6人までシェアできるところです。
なので、以下のような使い方でも月額4950円で賄うことができます。
(子供1) 週3回のレッスン
(子供2) 週3回のレッスン
(親) 週1回のレッスン
お得感満載ですね。
また、親子でクラウティを使うことによって共通の話題ができるので、子供が反抗期で会話が難しいと感じているような親御さんにもおすすめです。
無料体験が8日間と長いのでぜひ家族で利用してみてください。
リップルキッズパーク
オンライン英会話大手レアジョブとZ会の合弁会社が運営する子供向けオンライン英会話教室です。
週一の授業を受けられて月額3122円と格安での授業を受けることができるので、とにかく出費を抑えたい場合には良い選択肢になると思います。
運営をしているレアジョブは大人向けのオンライン英会話サービスとしては定評があり、運営やシステムも安定しています。
無料体験レッスンではレベル判定をしてくれるので、現在の英語力がどのくらいあるのかを試してみるのも面白いかもしれないです。
ECC外語学院
創業1962年の老舗、ECC外語学院では子供向けのECC KIDSという英語教室を運営しています。
子供向けのECC KIDSも1996年からと、20年以上の実績がある安定した英語教室です。
ECCの特徴はそのコースの多さで、1歳半からのベビーコースに始まり、マンツーマンコースや英検対策が可能なコース、オンラインレッスンと子供に合った学び方を選ぶことができます。
目的にあわせて使い分けることができるのでぜひホームページで良さそうなコースを探して、無料見学会に参加してみてください。
中学受験で英語入試を狙う場合
中学受験で英語入試を考える場合は、コミュニケーションツールとしての英語の能力を高めるだけでなく読み書きの訓練もする必要があります。
以下、ゲーム感覚で学べるものと勉強として使える教材を紹介していきたいと思います。
トド英語
トド英語は、アプリを使って遊びながら体型立てて英語を学べます。
カリキュラムはアルファベットから始まり、アメリカの小学2年生レベルまでの内容を学習ができます。
これはちょうど、英検2〜3級程度のレベルにあたるので中学受験で多くの学校が課しているレベルに該当すると思います。
トド英語はGlobal Learning Xprizeで優勝をしており、カリキュラムの良さは使ってみるとわかってもらえると思います。
無料体験期間が15日と長く、割引クーポンも配布しているのでぜひお試しください。
英検ネットドリル
中学受験で英語入試を考える場合、中学受験用の英語問題集といったものは見当たりません。
なので、過去問とあわせて英語の問題集を使い問題に慣れておく必要があります。
問題集については、レベルにあった内容でまとめられている英検対策用のものがちょうど良いのではないかと思います。
入学試験の際に、英検の級を持っていると免除になったり、取得級によって点数を換算してくれる学校もあるので英検の取得をしておくことが、そのまま英語入試対策にもなります。
参考:中学英検入試活用校検索(公益財団法人 日本英語検定協会)
英検の問題集も個別に購入すると結構な出費になりますが、英検ネットドリルではテキストや問題集が使い放題なので利用してみても良いかもしれません。
ちなみに、英検ネットドリルのサイトでは各級の合格のポイントが解説してあるので、受験を考えている場合はぜひ一度ご覧になってみてください。
まとめ
英語を学ぶ方法はいろいろあると思うんですけど、この記事ではイマージョン教育的な手法を取り入れた、英語で楽しめるアクティビティを中心にまとめてみました。
英語は算数などの科目と違い、一定の年齢になってから勉強するのではなく、小さい頃から少しずつ慣れ親しみながら身につけておいた方が後の負担が少ないです。
英語を早期学習することによる日本語への悪影響についてですが、日本語優勢の言語環境で生活しており、学習言語も日本語である場合には心配をする必要はないと思います。
この記事が、お子さんが楽しく英語を身につける参考になれば嬉しいです。