中学受験では英語を入試科目として選択できる学校が毎年増加しています。
この英語入試、メリットがたくさんあるわりには選択する人は少数派です。
おそらく、国語、算数、理科、社会の四教科の勉強でいっぱいいっぱいで、英語まで勉強するなんて無理!といったところかもしれません。
でも、英語は教科として「学習」する方法だけでなく、コミュニケーションツールとして身につけることが可能です。
この記事では、子供が負担を感じずに楽しみながら英語を学べる方法を紹介します。
英語を学ぶのではなく英語で学ぶ
イマージョン教育って聞いたことありますか?
イマージョン教育は、英語などの言語「を」学ぶのではなく、取得したい言語「で」学ぶという方法です。
イマージョン教育はその効果が認められており、カナダなどの教育機関では子供達がを2言語を取得するための教授法として大きな成功を収めています。
参考:カナダのイマージョン教育の成功を支えた教授学的要因に関する研究
日本で完全なイマージョン教育を行うのはやや難しい環境にありますが、英語「で」学ぶというメソッドを取り入れた英語学習を行うことは可能です。
この記事では、イマージョン教育の教授法に倣い、英語で学べる習い事やアクティビティを中心に紹介していきます。
オンラインで受けられる英語の習い事
まずは、インターネットにつながっていれば世界中のどこからでも受けることができる、英語でできる習い事です。
ゲームやピアノなどを通して自然に英語が学べる習い事などを多数紹介していますので、ぜひご活用ください。
Arts & Culture School
Arts & Culture Schoolはピアノやギター、チェロ、ボーカルなどさまざまなレッスンを現役プロ演奏家からオンラインで受講できるスクールです。
Art & Culture Schoolが一般的なオンライン音楽教室と異なる点は、日本語だけでなく英語による指導も提供している点です。
そして、お教室を開設された方自身のお子様がマレーシアのピアノ講師からの指導を受け、ピアノだけでなく生きた英語を身につけたということもある、オンラインによる音楽指導については充分な経験値をお持ちです。
Art & Culture Schoolは無料体験レッスンを受けることができるのでぜひご活用ください。
ゲーミングキッズ英会話
ゲーミングキッズ英会話は、ゲームを楽しみながらマンツーマンで指導が受けられるオンライン英語/ゲーム教室です。
使用されるゲームは「FORTNITE」となっており、受講には安定したスマホやPC、PS4、 Switchなどのゲーム機とインターネット接続が必要になります。
外国人講師によるオンライン英会話の場合、コミュニケーションがうまく取れず子供の集中力が続かないといったケースも見受けられますが、ゲーミングキッズ英会話は教材がゲームであることと、講師が日英バイリンガルということで、50分間しっかりと英語と向き合えます。
ゲーミングキッズ英会話は24時間いつでも好きな時にレッスンが受けられるので、ぜひ無料体験からお試しください。
オウサムアルスアカデミア
オウサムアルスアカデミアは、外国人エンジニアから英語でScrachなどのプログラミングやウェブデザインを教えてもらうことができるスクールです。
指導は外国人講師と日本人バイリンガルアシスタントによる2名体制となっており、手厚いサポートが受けられます。
また、受講生はタイやカンボジア、シンガポール、UAEなど世界各国の多国籍な生徒が在籍しているため子供にとって良い刺激になります。
小学生向け講座だけでなく、海外大学進学のサポートまで手がけることができるサービスなので、将来の進路として海外大学を視野に入れておきたいご家庭に特におすすめです。
無料で資料をもらうことができるので、興味がある方はぜひこちらからお申し込みください。
eスポーツ英会話
次は、eスポーツです!
eスポーツ、、あまり聞きなれない言葉かもしれないですが、要はオンラインゲームです。
e スポーツ英会話ではオンラインゲームをしながら英会話が学べます。初級、中級、上級のレベルに分けられていて、コーチは日本語にも対応しているので英語ができなくても安心です。
とても人気があるので順番待ち+抽選になる場合もありますが、とりあえず事前登録をしておいても良いかもしれません。
なお、オンラインゲーム+英語系はココナラでも経験豊富なバイリンガル講師を探すことができるのでぜひ利用してみてください。
ゲーミング英会話
こちらもオンラインゲームをしながら英語が学べるんですけど、カスタムサービスだとプログラミングまで対応してくれます。ゲーム好きな子はハマるんじゃないかと思います。
Global Step Academyオンラインスクール
インターナショナルスクールや英語学童のバックグラウンドをもつGlobal Step Academyのオンラインスクールです。
Global Step Academyでは、英語そのものを学ぶコースから、ゲーム、STEMのプログラミング、英語での算数のように学習要素が強いものまで豊富なコースを提供しています。
中でもおすすめなのは、ゲームベースドラーニングで、先生と英会話をしながら自然に英語を学んでいくことができます。
いわゆる英会話というよりは、オンライン教育という要素があるのでイマージョンど真ん中といった印象です。
Global Step Academyは無料体験の期間が2週間と長いので、長期休暇などを使ってがっつり体験してみることをおすすめします。
》Global Step Academyのサイトを見てみる【キャンペーン実施中】
英会話教室
英語の習い事はスピーキングやリスニング力を身につけるためにはとても効果的なのですが、読み書きも含めたバランスの良い英語力をを求める場合、英会話教室の併用がおすすめです。
そうは言っても大人向けのカリキュラムでは子供が興味を持ってくれないので、子供向けの教育メソッドを取り入れた英会話教室を選ぶ必要があります。
以下は、ゲームや動きなど子供向けの教育メソッドを取り入れたオンライン英会話教室になります。
無料体験ができるものだけをピックアップしておきましたので、いくつか比較して、お子様にぴったりのスクールを見つけてください。
ベルリッツ・キッズ
ベルリッツ・キッズは通常の教室だけでなくオンラインでのレッスンも選択することができるイチオシの英語教室です。
歌やダンス、ゲームも取り入れたカリキュラムで、オンラインはマンツーマン、教室でも最大3名までの生徒数ということで、どうすれば効果的に英語を身につけることができるかを、とてもよく考えている英語教室だと思います。
ベルリッツ・キッズは無料体験を受けることができるので、ぜひご活用ください。
NovaKid
NovaKidは、CEFERのA1〜A2レベルを想定したカリキュラムということで、英検3級〜準2級程度のレベルが期待できます。
中学受験の英語入試のレベルは英検3級〜2級レベルがほとんどなので、中学受験で英語入試を考えた場合にはちょうどよいレベルになります。
また、Novakidの良いところは講師が全員CELTA、TEFL、TESOLなどの英語教育資格を持っていることです。
講師の質が高い割には25分の1レッスンあたり1,273円からなので、かなりお得感のある料金体系になっています。
この金額であれば、塾や習い事と併用しても負担が少ないですよね。
NovaKidでは、「日本語を使わない完全に英語だけの授業」を、TPR (Total Physical Response — 全身反応教授法) メソッドを取り入れて行います。
そのため、より多くの英語をインプットしつつもストレスがなく、楽しみながら単語や言い回しを覚えることができるのでおすすめです。
公式サイトでは割引キャンペーンをしていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
クラウティ
クラウティ は、学研グループ監修のテキストを利用したオンライン英会話教室で、子供向けにはオセロ(リバーシ)などのゲームを使った授業も提供しています。
クラウティの良いところは、月謝が安いだけでなく、1日1回、25分間の授業を家族6人までシェアできるところです。
家族でシェアできるので、以下のような使い方も可能です。
(子供1) 週3回のレッスン
(子供2) 週3回のレッスン
(親) 週1回のレッスン
お得感満載ですね。
また、親子でクラウティを使うことによって共通の話題ができるので、子供が反抗期で会話が難しいと感じているような親御さんにもおすすめです。
無料体験が8日間と長いのでぜひ家族で利用してみてください。
リップルキッズパーク
オンライン英会話大手レアジョブとZ会の合弁会社が運営する子供向けオンライン英会話教室です。
格安での授業を受けることができるので、とにかく出費を抑えたい場合には良い選択肢になります。
運営をしているレアジョブは大人向けのオンライン英会話サービスとしては定評があり、運営やシステムも安定しています。
無料体験レッスンではレベル判定をしてくれるので、現在の英語力がどのくらいあるのかを試してみるのも面白いかもしれないです。
ECC外語学院
創業1962年の老舗、ECC外語学院では子供向けのECC KIDSという英語教室を運営しています。
子供向けのECC KIDSも1996年からと、20年以上の実績がある安定した英語教室です。
ECCの特徴はそのコースの多さで、1歳半からのベビーコースに始まり、マンツーマンコースや英検対策が可能なコース、オンラインレッスンと子供に合った学び方を選ぶことができます。
目的にあわせて使い分けることができるのでぜひホームページで良さそうなコースを探して、無料見学会に参加してみてください。
英語で学べる習い事とアクティビティ
次は、実際に通う系の英語の習い事と長期休暇などでも利用できるアクティビティを紹介します。
都市部や首都圏中心の情報になってしまうので、通うのが難しい場合は次章まで読みとばしてくださいね。
ジンボリー
ジンボリーは世界40カ国に730を超える教室があるアメリカ発祥の幼児教室です。
日本では東京近辺の他に名古屋や札幌などの都市部中心に教室を展開しています。
0歳から9歳までの子供を対象とした運動、アート、音楽と幅広いプログラムがあるのですが、全て英語での指導になります。
学齢期だと、プログラミングやS.T.E.A.Mに力を入れている英語学童もあり、学校までの迎えと自宅までの送迎もあるので共働きでも利用しやすいと思います。
運動系の習い事は、動きながら英語を覚えていくことができるので活発なお子さんはきっと楽しんでくれると思います。
マイジム
首都圏のほか、愛知、福岡、大阪などの都市部に展開している、英語で体を使った遊びを指導してくれる教室です。
0歳から13歳までの子供を対象にしているのですが、年齢が上がるとテニス、ラグビー、野球などさまざまなスポーツにも挑戦できます。
ひとつのスポーツに深く取り組むことも素晴らしいのですが、マイジムではいろいろなスポーツにチャレンジさせてもらえるので新たな才能を発見することができるかもしれません。
ACE CLUB
千葉県を拠点とするインドア、アウトドアのさまざまな活動を通して英語を学ぶことができるクラブです。
週末や長期休暇などを利用したキャンプも行っているので、参加してみると良い思い出にもなるんじゃないかなと思います。
自分の都合に合うイベントを選ぶことができるので、普段は塾や習い事で予定が一杯といった場合でも参加しやすいです。
必要に応じてバイリンガルスタッフの日本語サポートもあるので英語力に不安があってもチャレンジしてみると良いと思います
ブリティッシュフットボールアカデミー
外国人コーチが英語でサッカーを教えてくれます。
対象となるのは3歳から12歳までの子供なのですが、サッカーを楽しむことから始まりチームの一員としての役割も学ぶことができます。
価値観や行動パターンが違う日本人以外の子供やコーチ陣との交流は、単に英語やサッカーを学ぶだけではないメリットがあります。
サマーキャンプといったイベントや、2022年9月からは女子サッカークラスの開催も予定されているので、トライアルレッスンなどを利用してぜひ一度体験してみると良いと思います。
南青山インターナショナルバレエスクール
英国ロイヤル・バレエ・スクールの認定教師であるだけでなく、英語講師資格であるTEFLも持つ元プロバレリーナが開校したバレエスクールです。2歳半以上が対象で、英語でバレエの指導を受けられます。
Tokyo International Swimming Academy
英語で水泳を教えてくれる教室です。こちらも都内になりますが、プールが好きな子供は楽しめると思います。
兄弟割引の他、プライベートレッスンも開催しているので都合に合わせてレッスンを受けると良いと思います。
空きがないクラスもあるので、申し込み前に確認をしてみると良いでしょう。
》Tokyo International Swimming Academyのサイトを見てみる
英語が体験できる施設
次は日本国内で英語のみの環境が体験できる施設です。
身についた英語の実践にぜひお役立てください。
Tokyo global gateway
Tokyo global gatewayは体験型の英語学習施設で、日本にいながらにして英語のみの環境を体験でき、コミュニケーションツールとしての英語を楽しめます。
平日は学校など団体が対象ですが、土日祝日は、個人での利用も可能です。
事前に予約が必要になりますが、プログラミングやアートなどさまざまなイベントも開催しています。
Tokyo global gatewayは都内に2か所あり、江東区青海はTGG BLUE OCEAN、立川市の施設はTGG GREEN SPRINGSと呼ばれます。
お近くの方はぜひお試しください。
Kitakyushu global gateway
Kitakyushu global gatewayは、Tokyo global gateway同様、体験型の英語学習施設で、日本にいながらにして英語のみの環境を体験できます。
個人利用の場合平日は夕方から、土日祝日は全日利用することができます。
プログラムの参加には事前に予約が必要になるのでホームページから予約してみてくださいね。
鹿児島本線スペースワールド駅より徒歩2分のところにあるので、西日本にお住まいの方はぜひお試しください。
中学受験で英語入試を狙う場合
中学受験で英語入試を考える場合は、コミュニケーションツールとしての英語の能力を高めるだけでなく読み書きの訓練もする必要があります。
以下、ゲーム感覚で学べるものと、学習教材として使えるものを紹介します。
トド英語
トド英語は、アプリを使って遊びながら体系的に英語が学べます。
カリキュラムはアルファベットから始まり、アメリカの小学2年生レベルまでの内容を学習ができます。
これはちょうど、英検2〜3級程度のレベルにあたるので中学受験で多くの学校が求めているレベルに該当します。
トド英語はGlobal Learning Xprizeで優勝をしており、カリキュラムの良さは実際に使ってみると納得感があります。
無料体験期間が15日と長く、割引クーポンも配布しているのでぜひお試しください。
英検ネットドリル
中学受験で英語入試を考える場合、中学受験用の英語問題集といったものは見当たりません。
なので、過去問とあわせて英語の問題集を使い問題に慣れておく必要があります。
問題集については、レベルにあった内容でまとめられている英検対策用のものがちょうど良いのではないかと思います。
入学試験の際に、英検の級を持っていると免除になったり、取得級によって点数を換算してくれる学校もあるので英検の取得をしておくことが、そのまま英語入試対策にもなります。
参考:中学英検入試活用校検索(公益財団法人 日本英語検定協会)
英検の問題集も個別に購入すると結構な出費になりますが、英検ネットドリルではテキストや問題集が使い放題なので利用してみても良いかもしれません。
ちなみに、英検ネットドリルのサイトでは各級の合格のポイントが解説してあるので、受験を考えている場合はぜひ一度ご覧になってみてください。
まとめ
英語を学ぶ方法はいろいろあると思うんですけど、この記事ではイマージョン教育的な手法を取り入れた、英語で楽しめるアクティビティを中心にまとめてみました。
英語は算数などの科目と違い、一定の年齢になってから勉強するのではなく、小さい頃から少しずつ慣れ親しみながら身につけておいた方が後の負担が少ないです。
英語を早期学習することによる日本語への悪影響についてですが、インターナショナルスクールなどに通っておらず、日本語優勢の言語環境で生活しており、学習言語も日本語である場合は心配ないです。
また、この記事では日本国内で英語を使うことができるアクティビティを紹介しましたが、実用的な英語力アップに最も役立つのは留学です。
特に夏休みなどを利用して親子で参加できる親子留学は、子供を単身で渡航させる不安から解放されるのでおすすめです。
以下の留学エージェントでは親子留学についても相談をすることができるので、ぜひぴったりの留学先探しにお役立てください。
この記事が、お子さんが楽しく英語を身につける参考になれば嬉しいです。