はじめまして!塾なし中学受験をしてZ会で難関校レベルとされている学校に合格したこもんがです!
こもんがの塾なし中学受験をサポートをしたままんがです!
塾なし中学受験をする場合、受験勉強に使う教材を決める必要があるのですが、選択肢として参考書や問題集、通信教育、動画などいろいろな教材タイプがあります。
選択肢が多いのは良いことなのですが、逆にどれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
こもんがは、スタディサプリと問題集を中心に使って塾なし中学受験したのですが、受験勉強を始めるまでは通信教育を利用していたこともありました。
そして、通信教育、動画教材、問題集といったいろいろなタイプの教材を使ってみるとそれぞれメリットやデメリットがあり、間違ったタイプの教材を選んでしまうと期待していたような学習効果は得られないんだなと感じています。
この時の経験をもとに、この記事では通信教育や参考書を使った中学受験のメリットやデメリットと、自分達に合う教材の選び方を書いていきたいと思います。
参考書・問題集
中学受験向けの参考書や問題集は数多くあるのですが、大きく分けて市販教材系と塾系の教材があります。
市販教材の例としては、中学受験界の白チャート的存在の自由自在のほか、塾技、出る順、特進クラス、最高水準、算数に限ればプラスワン問題集や中学への算数といったように基礎的な内容が学べるものから難易度の高いものまで数多くの選択肢があります。
塾系の教材であれば、新演習、予習シリーズのほか、手に入れることができれば新小学問題集も良い教材だと思います。
参考書と問題集を使った中学受験のメリット
参考書や問題集を使った塾なし中学受験のメリットを一言で表すと、「全てが自由」である点です。
好きな教材で勉強できる
自分が使いやすいと感じる教材を使って勉強を進めることができます。
学習スケジュールを自由に立てられる
自分達の都合に合わせた学習スケジュールで勉強を進めることができます。
小4からの中学受験はもちろん、小6で中学受験を決めた場合でも自分達の状況や目標とするレベルに合わせた無駄のない学習スケジュールを作成することができます。
目標にする難易度の設定や学習内容を柔軟に変更できる
参考書や問題集を自由に選ぶことができるので、予想していたよりも手応えがある場合はより難易度の高い問題集を追加する、勉強に手こずっている場合は弱点を克服するための問題集の追加をするというように、学習内容の変更に柔軟に対応できます。
費用が安い
毎月数千円〜数万円かかる通信教育に比べると、圧倒的に費用がかかりません。
参考書と問題集を使った中学受験のデメリット
自分達で学習のカリキュラムを作る必要がある
教材選びからスケジュール作成まで自由に決められるということは、言い換えると全て自分達で行わなければならないということになります。
参考書や問題集選びのためのリサーチや、学習スケジュールの作成など親にかかる負担は大きくなります。
親が勉強を教えられる必要がある
参考書を読みながら新しい知識を学ぶことになるため、自分で参考書を読んで学習を進めることができる子供を除くと、親が勉強を手伝うことになります。
そのため、中学受験で必要になる学習内容を子供に説明する自信がない場合は、ラクモンのような質問ができるアプリを利用するか、オンライン家庭教師などの併用も考えると良いでしょう。
モチベーションの維持
外的な強制力がゼロなので、学習に行き詰まった時やモチベーションが下がってしまった時に乗り越えていけるようなメンタルや目標が必要になります。
塾なし中学受験で参考書や問題集を選ぶことをおすすめするケース
参考書や問題集を使った中学受験をおすすめするのは以下のようなケースになります。
参考書や問題集を使った中学受験を選ぶと良い人
親が子供の勉強を見ることができる。
自分達に合う教材を使って自由なカリキュラムで受験勉強をしたい。
中学受験にかかる費用を抑えたい。
通信教育
通信教育は、中学受験に向けた教材と学習のカリキュラムだけでなく、勉強や保護者をサポートする体制も整っています。
代表的な中学受験向けの通信教育としては進研ゼミの中学受験講座 やZ会の中学受験コース 、四谷大塚の進学クラブの中学受験コースなどが挙げられます。
通信教育を塾なし中学受験で使うメリット
通信教育を使って塾なし中学をする場合、以下のようなメリットがあります。
自分達で教材を探す必要がない
学習のカリキュラムが完成しており、基本的に教材探しをする必要がありません。
志望校に合わせた4教科分の教材を探す手間が省けるので、親の負担が減ります。
受験期を通した学習スケジュールの作成に頭を悩ませなくて良い
学習スケジュールについても、決められた計画に従って勉強を進めていけば良いので、スケジュールの作成に頭を悩ませる必要がなくなります。
添削問題やテストがある
家庭学習にも関わらず、添削問題やテストを受けることで理解度や到達度を客観的にチェックすることができます。
月に一度の添削問題だけでなく、週または単元ごとの確認テストが受けられる場合は、学習のペースメーカー的な役割も果たしてくれます。
わからないところを質問できる
Z会 や進研ゼミのように、わからないところがあった時には質問を受けつけてくれる通信教育もあります。
特に家庭内に勉強を教えられる人がいない場合にはとても助かる仕組みだと思います。
ご褒美がもらえる
Z会 や進研ゼミのように、添削問題の提出や学習の取り組みによってたまったポイントを品物と交換できる仕組みがある場合、子供にとってはモチベーションの維持にもつながります。
塾なし中学受験で通信教育を使うデメリット
次は、塾なし中学受験で通信教育を使うデメリットについてです。
学習のカリキュラムを自由に決められない
教材探しや学習スケジュール作成の手間が省けることはメリットでもあるのですが、同時に自分達の都合に合わせた自由なカリキュラムで学習を進めることができないというデメリットも発生します。
通信教育の場合、基本的に全体の学習計画に沿って月間、または週ごとに決められた学習スケジュールで勉強をしていくことになります。
そのため、学校がある学期中は最低限の学習、長期休暇中には一気に学習を進めたいといったような自由なスケジュールはたてづらくなります。
特に小6から中学受験の準備を始める場合には、使いこなすことが難しいかもしれません。
学習できるレベルが決まっている
カリキュラムが決まっているので、提供されているレベル以外の内容が学べません。
Z会や四谷大塚の進学クラブのように、難易度別のコースや教材が用意されていればそれほど問題にはならないのですが、難易度に合わせた教材が選べない場合は自分達で対応することになります。
例として、対象としているレベルよりも難易度が高い学校を目指す場合は、難関校向けの問題集を追加する、または一年先取りして学習するといった工夫が必要になってきます。
ほかの教材に比べると費用がかかる
添削や質問、保護者へのサポートなどが受けられる分、問題集+参考書や、スタディサプリのような無学年式の動画教材に比べると費用がかかります。
リアルタイムで質問できない
わからない質問に答えてくれる仕組みがあっても、リアルタイムでの回答は望めません。
そのため、特に難易度の高いコースを受講している場合、家庭内で勉強を教えられる人がいないと疑問点の解消に数日かかることになります。
わからないところをリアルタイムで質問したい場合は、難関大生やプロ家庭教師に質問ができるラクモンというアプリの利用がおすすめです。
詳細に興味がある方はラクモンとスナップアスクの賢い使い方〜わからない問題が質問できる!の記事を参考にしてください。
塾なし中学受験で通信教育を選ぶことをおすすめするケース
通信教育のメリットやデメリットを考えると通信教育は以下のような人におすすめです。
通信教育がおすすめの人
実績のある教材やカリキュラムで中学受験をしたい。
子供の学習や、親に対するサポートが欲しい。
塾ほどでなければ、費用がかかっても良い。
親の負担を減らしたい。
なお、中学受験で使える通信教育については以下の記事に比較一覧と詳細を選び方のポイントとあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
動画教材
最後に、スタディサプリのような無学年式の動画教材についてもまとめておきたいと思います。
動画教材の場合は、ざっくり言うと参考書や問題集の動画版という位置付けになるかなと思います。
動画教材を中学受験で使うメリット
動画教材を中学受験に使うメリットについては、以下のようなものがあります。
学習スケジュールが自由
参考書や問題集を使った学習と同じで、好きな時に好きな内容を学べるので学習スケジュールを自分達の都合に合わせて決めることができます。
無学年方式で学習を進めることができる
スタディサプリのように提供されている動画のレベルが幅広いと、無学年方式で学習を進めることができます。
そのため、先取り学習や振り返り学習をしたいといった需要も満たすことができます。
学習の負担が少ない
講師が動画で考え方を解説をしてくれるため、自分で解説を読んで新しい知識を学ぶという作業で力尽きずに、問題演習までスムーズな流れで学習を進めることができます。
特に幼いタイプの子供にとっては学習の負担が減るため、続けやすい学習法になると思います。
費用が安い
参考書や問題集を使った中学受験よりはお金がかかりますが、通信教育に比べると添削や質問、ポイントによるご褒美などのサポートがない分費用がかかりません。
動画教材を中学受験で使うデメリット
次は動画教材を中学受験で使う場合のデメリットについてです。
学習スケジュールを自分で作る必要がある
問題集や参考書を使った中学受験と同様に、動画教材は自分達の都合にあわせて使える反面、いつ、どの動画を見て勉強をするかなど、自分達で学習スケジュールを考える必要があります。
提供されている教材のレベル内で範囲内になる
通信教育と同様に、動画教材で提供されているレベルの範囲内での学習になります。
そのため、より難易度の高いレベルを目指す場合には別途問題集を追加する必要があります。
質問ができない
わからないところがあったときには質問をすることができないため、親が解説を見て子供に説明することになります。
親自身が限界を感じた時には、他の学習方法と同様、ラクモンやオンライン家庭教師などと併用することをおすすめします。
モチベーションの維持
動画教材の場合は、添削問題や週テストのようなものはないので、学習のペースメーカーになる仕組みがありません。
そのため、学習を続けるためのモチベーションの維持をするためには、参考書や問題集を使った方法と同じように、しっかりとした目標を持って流されないようにする必要があります。
塾なし中学受験で動画教材を選ぶことをおすすめするケース
動画教材のメリットやデメリットを考えると動画教材は以下のような人におすすめです。
動画教材がおすすめの人
自由なスケジュールで勉強をしたい。
参考書を読みながら子供に勉強を教えられる自信がない。
先取り学習や振り返り学習もやりたい。
なるべく費用を安く抑えたい。
なお、スタディサプリを使った中学受験に興味がある方以下の記事も参考になるかと思います。
まとめ
こうしてみると、時間や場所の制限がなく、好きな場所で好きな時に勉強できるというのはどの教材にも共通するメリットですね。
共通のデメリットであるわからない問題への対応ですが、こちらはラクモンやオンライン家庭教師などの併用で解決できそうです。
でも、どの教材でも共通しているモチベーションの維持については自分達で工夫していくしかないです。
こもんがが塾なし中学受験をした時も、親子で「今日はダルい」と感じてしまうような時がありました。
でも押せ押せになっている学習スケジュール表を眺めて「本当にサボっても大丈夫なのか?」という現実と向き合うと「やっぱりサボったら間に合わない!!」という結論に達することが多かったです。
週1程度オンライン家庭教師を疑問点の解決に利用するなどすると、不明点を解決できるだけでなくペースメーカーにもなるのでおすすめです。
なお、以下の記事では中学受験に対応できるオンライン家庭教師を一覧にしてまとめてみました。
全て無料体験ができるので、必要な時にはお役立てください。志望校出身の講師が選べたりオンライン自習室があるサービスもあるのでご活用ください。
いずれにしても中学受験の勉強は自分達にあった方法がベストだと思います。
この記事が塾なし中学受験の教材選びの参考になると嬉しいです。
中学受験を考えている人は以下の記事もおすすめです!