塾なしでの中学受験って少数派ですよね。
通信教育やオンラインでの講座はたくさんあるんですけど、そういった教材を利用して実際に塾なしで中学受験をした人の体験談ってまだまだ少ないですよね。
こもんがは、スタディサプリを中心とした教材を3年間使って塾なしで中学受験し、中堅校に進学しました。
終わってみると、塾なしでのメリットはたくさんあったのですが、当初予想していなかった大変な部分もありました。
こもんがは習い事を続けながらの中学受験だったため、塾に通うという選択肢がなく、アプリや動画など、従来からある勉強方法以外のツールもとりいれて中学受験をしました。
通塾なしでの中学受験を終えて感じたのは、塾なし中学受験は、子供が天才的に賢くて精神的な成熟度も高くない限り、親の全面的なバックアップは必須ということです。
というのも、普段の学習の手伝いから情報集め、受験当日のサポートや志望校に受からなかった場合の心のケアまで…勉強以外のことは全て親が動かないと回っていかないからです。

子供のサポートをする親のサポートが必要なレベルかもしれないです
この記事では、ままんが家の塾なし中学受験ではどんなところが大変だったかというの書いてみたいと思います。
通塾するか塾なしで中学受験するか迷っている人がいたら参考にしてください。
= 目次 =
孤独
まずは、『孤独』です。
受験勉強を始める前は全く予想できなかったことなのですが、こもんがにとってはこれが一番のデメリットでした。
塾に通っていると、先生や友達がいるので、「模試の問題を難しいと感じたのは自分だけじゃないんだな」とか、「志望校決まってる人結構いるな」というように同じ目標に向かう仲間の存在を感じます。
ライバルと感じる存在に巡り合えればなおのこと、勉強に対するモチベーションも上がります。
これって、すごくありがたいことです。
スポーツに例えると、個人競技であっても、みんなと一緒だからキツいトレーニングも乗り越えられる、みたいな感じです。

塾なし中学受験だと、勉強以外のものは何もなく、純度100%、勉強のみです。
普段の勉強は、対自分の世界。公開テストや模試の時も、ポツンとひとりきり。
受験本番の日も、通塾していれば受けられるサポートなどもなく、心細さと寂しさMAXで挑むことになりました。
人付き合いがあまり得意でないような子供や、競争が好きではないお子さんにとっては、逆にメリットになるのかもしれないですね。
でも、こもんがの場合はデメリットでした。
自己管理をする必要がある
これは、10歳そこそこの子供に自己管理なんて無理なので、当然、親が管理することになります。
こもんがの場合は、勉強に慣れるまでままんがが隣で勉強をみる必要があったので、ままんが自身の自己管理が必要になりました。

というか、もっと言ってしまうと、ままんが自身の自己管理がすべてでした。
家庭教師や塾と違い、時間や場所が決まっているわけでもなく、かつ、自宅での勉強なので日常生活からの線引きが難しかったです。
家にいると他の誘惑がたくさんあり、ただでさえしたくない勉強を、しない言い訳が簡単に見つかります。
こもんがの場合は、テレビや学校の宿題、ままんがの場合は家事やネットなどなど。
こういうものに流されてしまうと結果は見えていたので、曜日と時間を決めて、その時間は何があっても必ず勉強するようにしていました。
また、こもんがが勉強に慣れるまでは、ままんがも隣で一緒に勉強を手伝っていました。
自分は中学受験するわけでもないのに一緒に受験勉強をするっていうのは、ままんがにとっては修行のようでした。
教材を自分で見つける必要がある
1番の問題は、教材が見つからないことではなく、選択肢が多すぎることでした。
Googleで検索すると、ものすごい量のおすすめ参考書とか問題集がでてきます。
本屋にいっても、たくさんありすぎて頭の中は真っ白です。
アマゾンのレビューを参考に中身を見ないで買ったら、こもんがにはあわない…なんてこともありました。
ほかにも通信教育、DVDやネットを使った教材なども、調べれば調べるほどたくさんでてきて、逆にどんどん混乱しました。
学習が停滞してくると、焦った気持ちも手伝って、余計な問題集を買ったりなんてこともありました。

でも、受験が終わってみると、実際に使った教材はそんなに多くなかったです!
こもんがの場合は、家庭内に勉強を教えられる人がいなかったので、『解説がわかりやすい』というのがよく使った教材の共通点でした。
実際に使った教材については『塾なし中学受験で使った教材と費用は10万円以下〜中堅校に合格した我が家の場合』の記事にまとめてあるのですが、相性の良い教材に巡り会えてラッキーだったと思います。
有料、無料に関わらず良いと思った教材を利用したのですが、もし自分の子供にも合いそうなものがあったらぜひ使ってください。
特にスタディサプリの算数応用編と、倉橋修先生主宰のサイエンス・ラボ、すぐる学習会さんのウェブサイトはオススメです。
学習計画を自分で立てる必要がある
塾だと、先生が考えてくれたカリキュラムに基本乗っていく形になると思うんですけど、塾なし中学受験の場合はこれも親子で考えることになります。
無計画に勉強をするのは時間と労力の無駄なので、まずは全体象を把握してそれをもとに日々の勉強内容を決める必要がありました。
単元ごとの難易度の違いや、志望校の出題傾向がわかる人なら問題集の目次に、勉強の予定を記入するくらいで大丈夫なのかもしれないです。
でも、手探りの手作りで中学受験に挑むままんが&こもんがには、そんな芸当はできません。

当初立てていた予定が大幅にずれ込み、何度も学習計画の修正を繰り返しながら勉強を進めていきました。
情報が入ってこない
塾に行っていると、経験豊富な受験のプロからの生きた情報が、当たり前のように手に入ります。
でも、塾なしの手作り中学受験だと、全ての情報を自分で集める必要があります。
受験生の子供にはそんな時間はないので、当然これも親が動くことになります。
模試や公開テストの情報
誰かが教えてくれるわけではないので、いつテストがあるか、常にアンテナをはっておく必要がありました。
自分のレベルを把握するため、それから試験に慣れるためにも、公開テストや模試は絶対に受けておく必要があります。
特に、志望校別の模試は受けておいてよかったです。
学校に関する情報
設備や所在地などの入れ物的な部分や、偏差値、進学実績のように、数値で表せるものはネットでも調べることはできます。
でも、校風や普段の学校の様子なんかは実際に入学してみないとわからない部分が多々あります。

実際に入学してから思ったのは、普段の学校の様子は、より多くの在校生、最近の卒業生の話を「直接」聞くことが一番確実です。
塾に通っていれば、合格した先輩達の話や体験談を聞くこともできるかと思うんですけど、塾なしだとこういった情報も自分から取りに行く必要があります。
体験授業やオープンスクールだけでなく、中学校総合文化祭や、中学校体育大会の地区予選など、部活関係のイベントも見に行っておくと、生徒達の普段の様子や、先生方と生徒の距離感なんかも、なんとなく掴めるのでオススメです。
こもんがが進学した学校だけかもしれないのですが、うわさやまた聞き、ネットでの情報とは微妙に違う印象のものもありました。
合格したら6年間毎日通うことになるので、このあたりはしっかり調べておいた方が良いです!
志望校の出題傾向
学校によって出題傾向が違うので、志望校が決まったら早めに過去問題を取り寄せて、検証・対策しておく必要がありました。
何校分か取り寄せると、細かい違いはさておき、図形問題が多かったり、記述問題が多かったりと、学校ごとにある問題のクセのようなものが、なんとなくですけど、見えてきたので対策を立てました。
出願に関する情報
志望校の願書提出日、試験日、試験科目などの情報も自分で集める必要があります。
出願して、受験票が送られてくるまでは気になって落ち着かなかったです。
ここで何かあったら今までの苦労が…っていう話ですよね。
周りに同じ志望校の人がいれば、情報交換もできるんですけど、孤島に一人っきりのような状態で耐えて待ちました。
自分の立ち位置がわからない
塾のようにクラス分けがあるわけでもなく、毎月テストを受けたりもしないので、自分がどのくらいのレベルなのか把握しづらいです。
特に2学期の後半以降は模試を受ける時間的な余裕はなく、かつ、比べる人もいなかったので、こもんがにどの程度の力がついていたのか、全く見当がつかなかったです。
直前期に入って解ける問題が増えたような気がするけど、これってどんなレベル?力がついた?最後はみんなこんな感じ?あーもうわかんない!という具合でした。

なので試験当日のこもんがの実力は、まさにブラックボックス状態でした。怖すぎです。
塾なし中学受験は、受験当日も含めて親のサポートが必須
こうしてみると、塾に通った場合と比べて、塾なしでの中学受験で大変なことは、親への負担が大きくなるっていうことと、子供に受験仲間ができないことかなって思います。
それから絶対に忘れないで欲しいのが、受験当日の子供のサポートです。
たった1日のことって思うかもしれないんですけど、でも、この日は今まで頑張ってきた事の努力が実るか実らないかの大切な日です。
通塾組は、円陣を組んだり先生から最後のアドバイスを聞いたりと、しっかりと送り出してもらえます。
ままんがはよく考えずに、「ほれ、行ってこい」と言ってこもんがを送り出してしまったのですが、あとから相当うらまれました。
初めての場所で、一人っきりで、全ての力を出しきる必要があり、そして周りにいる子供たちは仲間ではないっていう状況を理解してあげられていませんでした。
塾なしの場合、こういった部分まで子供をサポートできる体制を整えてあげてください!
いろいろ大変な部分もあった塾なしでの中学受験ですが、ままんがは、もう一度子供が中学受験をしたいと言ったら、また通塾なしで挑戦すると思います。
自分達で試行錯誤して乗り越えていく必要があった塾なしでの中学受験は、今後の人生につながるいい経験だったなーと思います。
塾なし中学受験の良いところは『塾なし中学受験して良かったことをまとめてみた』、塾なし中学受験のやり方は『塾なし中学受験を経験した親がやり方と体験談をまとめてみた』の記事にまとめてありますので塾なし中学受験に興味がある方はぜひ参考にしてください。