塾なし中学受験に興味があるけど、通塾しないで中学受験するメリットって何だろう?と思ったことはありませんか?

こもんがは、小6の夏休みまで週5回の習い事を続けながら塾なし中学受験をし、卒業生の4割程度が旧帝医早慶に進学する学校に合格できました。
この記事では、実際に塾なし中学受験を経験したからこそ感じた、塾なし中学受験のメリットを紹介していきたいと思います。
3年間の受験生活を通して感じた内容なので、塾なし中学受験のメリットを知りたい方はぜひご一読ください。
塾なし中学受験をするメリット
塾なし中学受験は時間と場所の制約から解放されるため、たくさんのメリットがあるのですが、メリットだと強くに感じたものを以下に挙げてみました。
塾なし中学受験のメリット10選
自分に必要な勉強だけをすれば良い。
塾に行く移動時間と労力を節約できる。
自分にあった学習方法を選択でき、学習法の引き出しが増えた。
時間と場所の制約がない。
自分のペースで勉強できる。
なにも身についていないのに、勉強した気にならない。
費用が安い。
中学入学以降の学習スタイルに良い影響があった。
親子の絆が深まった。
子供に合った中学受験ができた。
以下、順に詳しく解説していきます。
無駄がない

まずはこれです。いろんな無駄が省けました。
自分に必要な勉強だけをすれば良い
通塾していると、基本決められたカリキュラムに沿って学習を進めて行くことなるので、自分は理解できているところにも時間を割くことになります。
塾なし中学受験だと、周りに合わせなくていいので自分に必要な学習だけに集中でき、無駄がないというメリットがあります。
塾からの宿題もなく、限られた時間で何を勉強するか100%自分で決めることができました。

苦手なところは繰り返し勉強、得意なところは更に難しい問題に挑戦していたよ。
塾に行く移動時間と労力を節約できる
塾に行く準備をして、バスや電車に乗ってという労力と時間が節約できます。
塾に行く移動時間を暗記学習に充てたりもできるんですけど、でもそれは家でもできます。
特に、入試日が間近は時間と気力と体力が、ギリギリになってきます。
こうなると、省けるものは可能なかぎり省いた方が子供の負担が少ないです。
受験直前期に、自宅という一番安心できる環境で勉強だけに集中することができたのは、実際に塾なしで中学受験するまでは気づかないメリットでした。
冬の寒い時期に夜外出させるのも心配ですよね。
自分にあった学習方法を選択できる
こもんがの塾なし中学受験では、参考書や問題集だけでなく実験動画や暗記アプリなど、従来とは少し異なる手法も取り入れて勉強をしました。
塾に通っていたらすべて先生におまかせで、こういった学習方法に出会うことはなかったと思います。
そして、中学受験で使ったスタディサプリや暗記アプリなどは中学入学以降も活用しているので、学習方法の引き出しが増えたことも大きなメリットでした。
》【塾なし中学受験】暗記カード?暗記ノート?スマホでも使える暗記アプリで覚える
時間と場所の制約がない
塾と違って時間や曜日が決まっていないので、自分の都合でスケジュールを組めます。
こもんがもの場合も6年生の夏休みが終わるまで週5回の習い事を続けられたのが、塾なし中学受験の最も大きなメリットでした。

場所も、どこでも勉強できるので、帰省とかも普通にしてました。
自分のペースで勉強できる
例えば、中学受験に失敗しているままんがのように、小6になってから入塾した場合、塾に慣れることに精一杯で、よくわからないまま流されて一年すぎてしまったなんてことになりがちです。
でも、塾なしだとしっかりとした目標と計画を立てなければ先に進めないので、どの時点からでも、自分の努力に見合った学校を目指すことができます。
特に、小6になってから中学受験を決めた場合は、自分のペースで学習できる塾なし中学受験はデメリットよりもメリットの方が大きいと思います。
》小6から中学受験はできる?失敗例と成功例から考える合格しやすい受験方法とおすすめの勉強法
なにも身についていないのに、勉強した気にならない
塾だと、わからない問題も先生が解説してくれるので、極端な話、ただ座っているだけでも勉強した気になってしまいます。
でも、先生の話をちゃんと理解できていなければ、はっきり言って時間の無駄です。
塾なしだと、自分が理解しなければ次に進めないので、勉強した気になっていたけど、実は何も身についていなかったという現象はおきません。
費用が安い

こもんがの受験が終わってから気づいたメリットなのですが、中学受験って、無駄のない教材選びをすれば、あまりお金はかからないです。
こもんが&ままんがは手探り状態だったので、ほとんど使わない参考書や問題集などにお金を使ってしまったのですが、実際に使った教材は全て合わせても10万円以下でした。
ちなみに、こもんがが実際に塾なし中学受験をした時に使った教材については以下の記事にまとめてあります。
卒業生の4割程度が旧帝医早慶に進学する学校に合格できた教材なので、ぜひ教材選びの参考にしてください。
中学入学以降の学習スタイルに良い影響があった
こもんがが中学に進学してしばらく経ってから感じるようになったのですが、中学受験でどんなふうに勉強をしたかというのは、その後の学習スタイルに影響します。
塾なし中学受験の場合、基本的にわからない問題については人に教えてもらうというよりも自分で試行錯誤しつつ理解していくという流れで学習するため以下のような力がつきます。
思考力。
問題を論理立てて分析し、自分で解決する力。
こもんがは、独学でも丁寧に学習すれば効果があることを塾なし中学受験で経験したせいもあり、学習スタイルは「自学」が基本になりました。
こもんがが進学した学校は99%以上の生徒が通塾して中学受験をしており、大半のクラスメートは中学入学後も何らかの形で塾に通っているところを見ると、中学受験をしたときに身につけた学習スタイルはその後にも影響するのだなと感じます。

塾代で浮いたお金を、家族の絆を深めるための旅行や留学などにも充てられるのもメリットですね。
勉強の楽しさを知ることができた
塾なしの場合、成績順の組み分けのプレッシャーや、期限のある宿題に追われることがありません。
そのため日々の学習では、自分の実力に合った内容を確実に理解することに集中でき、わかったつもりで数だけをこなす学びではなく、深い理解に基づいた学びが可能になります。
結果、実力を大幅に超えた大量の問題に疲弊することなく、無理なく段階的に力をつけるという成功体験を重ねることができるので、勉強の楽しさを感じることができます。
親子の絆が深まった
通塾組の親御さんも子供と一緒にがんばっていると思うんですけど、塾なし中学受験だと、目標に向かっていく仲間がまわりにいない分、二人三脚で頑張った感がすごいです。
思春期本番を控え親子で同じ目標に向かうという経験は、その後の信頼関係にもつながるメリットでした。
合格通知を見たときの喜びもひとしおで、無事終わって良かった…と心から思いました。
子供にあった中学受験ができる
塾なし中学受験では親が中学受験の情報を集めるため、必然的に親の持つ情報量が増えていきます。
親がそういう状態になると、一般的ではないけれども、子供にとってベストな方法を見極めることができるようになるのも大きなメリットです。
例えばこもんがの場合、ままんががたまたま訪れた学校のサイトで英語入試が選択できることを知り、その学校を併願校として受験しました。
習い事優先で理社の勉強があまりできておらず、かつ、中学受験以前から英検などにチャレンジしていたこもんがにとってはぴったりの選択でした。
》中学受験で英語入試を受ける利点と実施校一覧の探し方【体験談】
メリットを最大限に活かして塾なし中学受験しよう
ひと昔前と違って紙媒体の参考書や問題集だけでなく、スタディサプリなどの良質なICT教材の他、わからない問題を質問できるラクモンのようなアプリもあるので、やる気さえあれば塾なしでも中学受験はできます。
》【塾なし中学受験】わからない問題はどうするの?質問できる?解決方法6選
塾なし中学受験の場合、学習方法、スケジュール、教材など全ての面において自分のペースで進められるため、特に以下のような場合は塾なし中学受験のメリットを最大限に活かせるのでおすすめです。
習い事と中学受験を両立したい。
小6になってから中学受験を決めた。
費用を節約したい。
そうは言ってもやっぱり塾なし中学受験は不安だと感じる場合は、集団塾ではなく家庭教師や個別指導の利用がおすすめです。
家庭教師や個別指導であれば、集団塾のスケジュールやカリキュラムに合わせるのではなく、ままんがが塾なし中学受験で最大のメリットだと感じた「自分にとって必要な勉強」に集中できます。
参考までに、以下の記事では講師が家に訪問してくる必要がない「オンライン家庭教師」についてまとめてあるのでよかったら検討してみてください。
良心的な料金設定だったり、志望校や難関校出身の家庭教師が選べたり、家庭学習の強力なサポートとなるオンライン自習室があ流といった家庭教師サービスもあるのでぜひご一読ください。
いずれにしても中学受験への取り組みは、各家庭の価値観に合った方法を選ぶのがベストだと思います。
この記事が塾なし中学受験を考えている人の参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。