小6で中学受験を思い立った場合って、あきらめてしまう人もいたりするんでしょうか?
こもんがは小6の夏休みまで週5回の習い事を続けながらの塾なし中学受験だったのですが、チャレンジして良かったなと思っています。
高校受験とか内申書を気にしないで過ごせてるよ。
ままんがの周りでは小6から中学受験に挑戦して無事合格したケース、不合格だったケース共にあるんですけど、もしかしたら小6で中学受験を決めた人の参考になることがあるかも?と思うので失敗例や成功例と合わせて、合格しやすい受験方法や勉強法、学校の選び方などについて記事にしてみたいと思います。
小6から中学受験して失敗した例・成功した例
では早速小6からの中学受験で、失敗した例と成功した例を紹介していきたいと思います。
小6から中学受験をすることにして失敗した例
まずは失敗例です。
このブログの主であるままんがは、小学生の頃に中学受験をして失敗しています。
ままんがの場合は、小6から塾に通って中学受験に失敗しました。
この時の様子は【不合格体験記】中学受験に失敗した理由を考えてみたの記事に詳細を書いてあるんですけど、ままんがはまさに、小6から塾に通って中学受験に失敗したお手本のようなケースです。
中学受験の勉強をしたことがない状態で小6から大手進学塾に入塾してしまった時点で勝敗はついていたのかもしれないのですが、在籍していた最下位のクラスは、低い位置で安定している生徒が集まったとても良くない空間でした。
しかもなぜか皆仲が良く、妙に居心地が良いのも困りものでした。
この時の経験から、小6から無の状態で中学受験を目指す場合、大手集団塾は最も非効率的な方法であると自信を持って言うことができます。
こもんがが週5回の習い事を小6の夏休みまで続けながら塾なし中学受験をし、Z会で難関校レベルとされている学校に合格できたことを考えると、戦略的に動けば小6で中学受験を決めても全然いけます。
が、小6からの中学受験は無理って言われるのが、通塾を前提にしているのなら納得です。
小6から中学受験をすることにして成功した例
次は、小6で中学受験を決めて成功した例です。
推薦(専願)入試を利用したケース
あくまでもままんがの周りでの話なんですけど、小6から中学受験の勉強を始めて推薦(専願)入試で私立中高一貫校に合格している子供が何人かいました。
中学受験の推薦入試や専願入試ってあまり知られていないのかなと思うんですけど、ざっくり言うと合格したら必ず入学する必要がある入試方法です。
専願入試にはいくつかタイプがあるんですけど狙い目なのは、一般受験よりも前に実施されるもので、以下のような特徴があります。
試験科目が一般受験よりもが少なくて良い場合や作文だけの場合もある。
一般受験よりも難易度が低めで合格しやすい。
ちなみに、一般入試の後に行われる専願入試は難易度が高めの場合が多いです。
本題に戻りますが、ままんがの知る6年生から中学受験の勉強を始めて合格した子供たちは、この一般入試よりも前に実施される、推薦(専願)タイプの入試を利用していました。
合格した子供たちは皆学校の成績が良く、塾なしの家庭学習で親御さんが全面的にバックアップしていました。
一般入試以外の方法を選ぶということは、親御さんたちは情報通で勉強を見ることもできたのかもですね。
合格しやすい受験方法を検討してみる
小6から中学受験をする場合、勉強方法を工夫する必要があるのはもちろんなんですけど、まずは受験する入試区分についても考えてみたいと思います。
中学受験の場合、ほとんどの場合偏差値を手がかりに志望校を決めていくと思うんですけど、以下のような、一般入試以外の方法を選ぶと学力的に少し上の学校も選択肢にすることができます。
推薦(専願)入試
学力型以外の新タイプ入試
転入試験
以下、順に紹介していきたいと思います。
専願・推薦入試で受験する
まずは、小6からの中学受験の成功例でも紹介した推薦(専願)入試です。
推薦や専願の場合、入試問題の難易度が下がったり、加点があったりするので合格しやすくなります。
推薦入試の場合は、学校の成績が良かったり、資格を持っていたり、スポーツや音楽などの活動をしているというような受験資格が要求されることもあるのですが、学校生活や習い事などを頑張ってきた子供にとっては狙い目です。
もし通える範囲に専願・推薦入試を実施している学校があったらぜひ検討してみてください。
なお、推薦・専願入試の詳細については以下の記事がおすすめです。推薦(専願)入試実施校の一覧もあるのでもしよければ参考にしてください。
学力型以外の新タイプ入試で受験する
最近ではガッツリ学力型の以外の、新タイプ入試と言われる選抜方法を採用している学校も増えてきています。
新タイプ入試にはいろいろ種類があって、公立中高一貫校の併願校として最適な思考力型の入学試験や、自己アピール型、グループワーク型、プログラミング、英語などの能力を活かして受験できる学校があります。
こもんがも、たまたま知った英語入試実施校を併願校にしたんですけど、ずっと英語はやっていたため英語については過去問を解く程度で合格できました。
特技や趣味、習い事などをやっていて子供の能力を活かせそうな学校があったら、学力型以外の入試方法狙い目です。
学力型試験以外の入試方法については新タイプ入試ガイドがよくまとまっていておすすめです!
新タイプ入試で受験できる学校の紹介だけでなく、実際の試験内容の取材記事などの情報もたくさんあるのでぜひ利用してみてください。
転入試験を狙う
ウルトラCっぽい裏技的な方法ですけど、小6で中学受験を決めたものの、どうにも間に合いそうもない場合は中学入学後に転入試験を狙うこともできます。
私立の場合、その性質上、空きが出ると転入試験で欠員を補充しています。
基本的に試験内容は中学校の範囲になるのですが、どうしても行きたい学校がある場合はチャレンジする価値はあると思います。
学校によるのかもしれないんですけど、こもんがの学校の場合は転入試験から入学してそのまま東大に行く子もいれば、連日の補習を受けながら頑張っている子もいたりするので結構幅広い層の生徒を受け入れている印象です。
転入情報は都道府県の私立学校協会のサイトのほか、多くの場合各学校の公式サイトからも調べることができます。
日本私学教育研究所の転入学・編入学・入試・修学支援情報から県別の私学協会サイトへのリンクがあるので、興味がある場合は利用してみてください。
学期の区切りに合わせて年に数回転入試験を開催している学校もあるので、随時チェックしてみることをおすすめします。
常に募集しているような学校だと、この学校大丈夫かな?と思うんですけど、こもんがの学校も親の転勤や色々事情があって転校して行く子供は一定数いました。
転入試験の場合、推薦入試や専願入試を実施していないような学校でも募集が出ることがあるので、ぜひ検討してみてください。
偏差値や大学合格実績以外の学校の特色で選ぶ
率直に言って、すごく賢いお子さん+優秀な親御さんチームでない限り、小6から中学受験の勉強を始めていわゆる超難関校を狙うのは厳しいんじゃないかなと思います。
でも、偏差値とか難関大学への合格実績で語られがちな中学受験なんですけど、一貫校でしか受けられない恩恵ってたくさんあります。
例えば以下のような希望がある場合は、一貫校一択となると思います。
高校受験したくない。
内申書を気にしながら過ごしたくない。
男女別学がいい。
また、特に私立一貫校は学校毎の個性があるので、例えば礼法や空手が必修だったりと興味や目標に合った学校選びをすることができます。
海外大学進学を狙う場合は偏差値は不要
海外の大学への進学も考えている場合、難易度の高い一貫校で低空飛行を続けるのは愚策です。
なぜかというと、海外大の場合は一発勝負的な入試ではなく、高校のレベルを問わず「本人の成績」で出願できる大学が決まるためです。
また、海外大学受験は日本のそれと異なる部分が多く、成績などの英訳版や教師による英文の推薦書が必要になります。
なので、海外大学への進路も閉ざしたくない場合は、レベル的に余裕があり、尚且つ生徒を海外大学に送り出した実績がある学校がお勧めです。
ちなみに、海外大学への出願は日本の総合型(推薦)入試と同じような準備が必要になるのですが、最近は日本の大学も半数は推薦や総合型入試で大学に進学します。
そのため、海外大学進学や推薦・総合型入試を視野にいれた場合、中学受験では偏差値はそれほど重要ではなくなり、小6からの中学受験でも充分に間に合うということになります。
おすすめの勉強方法
何よりも時間を有効に使う必要があるので、独学、または家庭教師、個別指導の利用をおすすめします。
こもんがが塾なし中学受験をした時の経験から、良質な教材を使って無駄なく勉強できれば1年で相当な力がつきます。
こもんがは、算数以外の科目については6年生の夏休み以降に着手したにもかかわらず、Z会で難関校とされている学校に合格できました。
無茶なように見えるかもしれないんですけど、自分に必要な勉強だけをすれば良いというのは、本当に効率が良いのです!
科目によっては予定より早く終わって教材を追加する余裕すらありました。
なので小6で中学受験を決めた場合でも、全くあきらめる必要はないです!
なお、以下の記事では中学受験対策をしているオンライン家庭教師サービスを紹介しているので、もしよければ参考にしてみてください。
6年生からの中学受験に対応している家庭教師サービスもあるので役に立ててもらえるかと思います。
また、週5回の習い事を小6の夏まで続けていたため、とにかく時間が足りない受験生だったこもんがが塾なし中学受験をした時の方法も以下の記事にまとめてあります。
こもんがと同じように小6で中学受験を決めて、時間が足りないと感じている人はぜひ参考にしてみてください。
この記事が、小6からの中学受験に挑戦してみようと思っている人の参考になると嬉しいです。
中学受験を考えている人は以下の記事もおすすめです!