こんにちは。塾なし中学受験をしたこもんがです!
こもんがの塾なし中学受験をサポートしたままんがです!
塾なし中学受験をする場合、先取り学習ってどうすれば良いのか気になりませんか?
先取り学習はメリットもあるけれどもデメリットもあるなど、いろいろな考え方がありますよね。
塾や家庭教師を利用して中学受験する場合は相談もできるんですけど、塾なし中学受験の場合は、自分達で先取り学習をするかしないかを決める必要があります。
こもんがが塾なし中学受験をした時には、先取り学習はしませんでした。
なので、この記事では塾なし中学受験で先取り学習をしなかった場合に、実際にどのようなことが起こったかを紹介してみたいと思います。
塾なし中学受験で先取り学習をした方が良いかどうかを悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
中学受験で学習する内容は難易度が高い
まずは中学受験をする場合にはどんな内容を勉強をする必要があるのかを、簡単に説明しておきたいと思います。
中学受験で出題される問題は、全ての教科において小学校での指導内容を超えた難易度の高いものになります。
例えば理科や社会では内容的に中学1年〜3年の範囲とかぶるものが多く、小学校で習う内容よりも詳細な知識が問われます。
また、算数については小学校では習わない特殊算を勉強する必要があり、理解するためには小学校で習うような基礎的な知識は学習し終えていることが前提になります。
塾なし中学受験で先取り学習をしない場合どんなことが起こるか
こもんがは小4の春から中学受験の勉強を始めたのですが、先取り学習は全くしていませんでした。
特に深い理由があって先取り学習をしていなかったわけではなく、勉強は小学校の進度に合わせればいいやといったのんびりとした考えだったためです。
でも、正直なところ先取り学習ゼロで中学受験の勉強を進めることは、とても効率が悪かったです。
例えば大手進学塾などの中学受験のカリキュラムの場合、算数のつるかめ算は小4の1学期に勉強するのですが、面積図を使った解き方については、面積の概念や面積を求める方法がわかっていないと理解できません。
でも小学校の学習進度だと、四角形の面積の求め方を習うのは小4の2学期後半になります。
なので先取り学習をせずに小4の春から中学受験の勉強を始めた場合、つるかめ算で面積図を使った解き方を理解しようにも、面積がなんなのかわかっていないので、まずはここでつまづきます。
他にも、小4の後半で学習する円と扇型の単元では少数と分数が混ざった計算が必要になるのですが、これを小学校で習うのは小6になった時です。
参考:文部科学省【算数編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説
少数と分数がまざった計算の場合、通分や約分をしたり小数から分数に直すといったことも理解している必要があります。
そして、計算方法を教えたとしても、それをすぐに使いこなすことは難しく、特殊算の学習以前に計算ができないという状態になり、一体何を勉強しているのかわからないといった状態になります。
ちなみに上記は全て、先取り学習をしていなかったこもんがが中学受験の勉強をした時に実際に体験したことなのですが、もし次あったらこのやり方は絶対にしないと思っていました。
でも、算数以外の教科については、勉強を開始したのが6年になってからだったせいもあるのか先取り学習をしていなかったことによる問題は発生しませんでした。
塾なし中学受験で先取り学習をしない場合でも最低限やっておいた方が良いこと
小学校で習う全ての範囲を先取り学習することは、子供が学校の授業を退屈だと感じてしまったり、同じことを2回勉強するという時間的な無駄も発生してしまうというデメリットもあるとは思います。
でも、ままんがは、こもんがの先取り学習なしの中学受験で痛い思いをした経験上、最低限の先取り学習はしておいた方が良いように思います。
最低限の先取り学習っていうのは具体的には以下のふたつになるんですけど、これができていないと思考を助けるための図が正しく書けなかったり、計算ができなかったりで、中学受験の勉強以前のお話になります。
中学受験の勉強を始める前に先取り学習しておいた方が良いこと
四則計算(少数・分数を含む)
面積
ままんがも、こもんがが上記のふたつを理解できていないことに気づいた時は、スタディサプリを使い学年の範囲を超えて先取り学習しておきました。
塾なし中学受験は通塾組と違ってフォローがない
たぶん、こういった先取り学習が必要なことって通塾組の場合だと塾がフォローしてくれるのかもですね。
でも塾なし中学受験の場合は、基本的に「親が動かなければ無の状態」です。
こもんがのように、中学受験の勉強を始めてから余計な苦労をしなくてすむためには、最低限の先取り学習はしておくことをおすすめします。
先取り学習をする方法
もし、先取り学習をしておこうと思った場合の方法なんですけど、自分達にあった方法だったら何でも良いと思います。
教科書、参考書、問題集、公文、ICT教材などいろいろありますが、教科書や参考書を使って先取り学習する場合は親の手助けが必要になりそうですね。
参考までに、子供が自分で先取り学習ができる無学年式の教材を中心に紹介しているので、もしよかったら使ってみてください。
ちなみに、こもんがはスタディサプリ の応用編で受験算数の勉強をしていたので、面積や分数、計算などでつまづいたときは、そのままスタサプの基礎編を使いました。
スタディサプリの基礎編は原理原則から丁寧に説明してくれるので、ままんがの説明だと混乱が増すだけだったこもんがも一発で理解できていました。
特に、小4の算数基礎編の第19講で解説されている四角形の面積の考え方については、「四角形の面積=縦 x 横」という公式しか覚えていなかったままんがにとっては目から鱗の内容でした。
興味がある場合は、ぜひスタディサプリの無料体験 を利用して講義を視聴してみてください。おすすめです!
※無料期間は申込日が1日目となります。
どの単元を先取り学習すれば良いのかわからない場合
先取り学習をしようと思った場合でも、子供が学校でどの単元まで勉強しているのかって案外わからなかったりしますよね。
分数の掛け算を例に挙げると「分数✖️整数」は小4、「分数✖️分数」は小6で習うみたいな感じなので、子供の様子を見ているだけだと同じ分数の計算でもどこからわかっていないのか探るところからになってしまいます。
文部科学省の学習指導要領を参考にして先取り学習をしても良いと思うのですが、指導内容が学年単位になっており、学習時期の詳細まではわからないことや、教育関係者でないと具体的に何を学習するのかイメージできないような記述もあります。
ままんがの知る限り、スタディサプリで提供されている「対照表」は、各学年の学習内容がよくまとまっていて見やすいです。
「対照表」は、各講座のテキストをダウンロードするところから手に入れることができる、教科書の目次の抜粋とスタディサプリで対応している講義の対照表です。
東京書籍、大日本図書、教育図書、啓林館、日本文教出版の教科書との対照表があるので、ほとんどの公立小に対応できると思います。
また、教科書の目次順に一覧になっているため学習時期するも把握でき、そのままスタディサプリ の対応講義を利用して勉強することもできるため、先取り学習もしやすい作りになっています。
参考書や問題集を探したり、または参考書のどのページが教科書に対応しているかを調べるのが面倒だったり、そもそも教えることが苦手な場合は特におすすめです。
塾なし中学受験の先取り学習まとめ
塾なし中学受験の先取り学習についてこもんがの経験をもとにまとめてみました。
先取り学習については、方法も考え方もいろいろあると思うんですけど、算数検定や漢字検定を習い事感覚で受検し、基礎学習を進めていくのもありかもしれないですね。
いずれにしても中学受験の勉強法はご家庭にあった方法で進めることが一番大切だと思います。
この記事が先取り学習をするかどうかを考えている人の参考になると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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