
塾なし中学受験って親のサポートが必須です!
中学受験をする場合、勉強はもちろんのこと情報の収集もする必要があります。
勉強面では「子のサポート」的な役割を求められる親ですが、情報の収集については「親が担当」することになります。

こもんがが塾なし中学受験をした時には、ままんがも頑張って情報収集をしました
この記事では、塾なし中学受験を考えている場合に、情報収集に使える情報源や収集の方法についてまとめてみました。
= 目次 =
都道府県の私学協会主催のイベント
各都道府県の私立中学高等学校協会では、4〜5月ごろに私立中学校の合同相談会やフェアを開催しています。
参加には、予約が必要になることがほとんどなのですが、各校の担当者に個別に進学相談することができます。
志望校を決める上で学校訪問をすることは大切なのですが、合同相談会やフェアでは多くの学校の情報をまとめて入手できます。
私学協会では私立学校展などのイベントを開催する場合もあるので、時々公式サイトをチェックしてみると良いと思います。
大手塾の中学入試報告会
大手の進学塾では、毎年2〜3月ごろに「中学入試報告会」というイベントを開催しています。
塾によって呼称が若干異なるのですが、内容としては該当年度の入試問題の分析結果、学校情報や入試のトレンドについての解説になります。
ほとんどの場合塾生以外でも中学入試報告会に参加することができ、個人レベルでは入手できない情報を提供してくれています。
昨今では実際の会場だけでなく、入試報告会の様子をオンラインで配信している場合もあるので参加しやすいです。
参加申し込みの際に会員登録を求められることもあるのですが、登録しておくと公開テストの申し込みや教材の購入などの際にも利用することができます。

中学受験を考えている場合は登録しておいて損はないと思います。
塾によって独自の分析をしているので複数の大手塾の中学入試報告会に参加しておくと情報のバランスが取れるかなと思います。
なお、中学入試報告会については期日が決まっていたり、オンラインである場合は配信期間が限られている場合がほとんどなので参加したい場合はタイミングを逃さないようにする必要があります。
塾ごとの視点でその年の中学入試について分析しているため塾の方針なども感じ取ることができ、のちに塾に通うことにした場合の塾選びの検討材料にもなりそうです。
大手塾サイトを利用した情報収集
餅は餅屋ということで、ネットを利用した情報収集もサピックスや四谷大塚、浜学園など大手塾のサイトも利用させてもらうと良いです。
ネットは情報がありすぎてしかも玉石混淆ということで沼にハマりがちです。
最善なのかどうかは別として、中学受験のプロが発信している情報に接しておくことは間違っていないはずです。
どの塾のサイトもコンテンツが豊富で、私立中学の受験担当者からの出題に関するアドバイスや、複数の学校の過去問題、出題項目ランキング、月ごとの時事ニュースまとめなど利用価値が高い情報を発信してくれています。
特に浜学園のサイト の灘中合格者による体験談は、その内容はもちろんのこと、大人顔負けの文章力に中学受験を極めた精鋭達の力量を感じることができるので必見です。
各塾のサイトの詳細については、中学受験の情報収集に使えるサイトまとめ【使わないと損】の記事にまとめてあるので興味がある方はぜひ参考にしてください。
塾の情報誌
大手塾では内部生向けに受験情報誌を定期的に発行しています。
書店で購入できれば良いのですが、Amazonですら販売されていないので欲しい場合はフリマアプリなどで出品されているものを利用することになります。
学校紹介メイン+特集記事といった内容のものが多いのですが特集記事については読み応えがあって勉強になるものがあります。
以下、代表的な塾の情報誌について挙げていきたいと思います。
浜学園
名称:Hamap
年六回発行される浜学園さんの情報誌です。
サピックス
名称:さぴあ
毎月発行される情報誌で、サピックスの低学年向け通信教育、ピグマキッズくらぶの受講などをしている場合にも教材と一緒に送られてきます。
学校紹介の他にも時事ニュースや算数パズルなどとてもよく作り込んであり、購入できるのであればぜひ毎月購読しておきたい内容です。
一部の情報はさぴあのウェブサイトにも掲載されているので、こちらもオススメです。
日能研
名称:Netty Land(関東)
学校紹介を中心とした情報誌です。
関西や東海ではまた別の名称の冊子が配布されているようです。
四谷大塚
名称:Dream Navi
こちらも毎月発行されます。
学校の公式ウェブサイト
言及する必要もないほどだとは思うのですが、学校の公式ウェブサイトでは受験情報から教育方針、教育内容、進路情報、学費、奨学金、学校へのアクセスなどなど、願書を出す前に知っておくべき情報が満載です!
志望校はもちろん、ちょっと気になる学校についても公式サイトをチェックしてみると意外な発見があったりします。

ままんが家の場合も、たまたまチェックした学校のウェブサイトで英語入試を知りました
学校主催のイベントに参加する
志望校が決まった、または気になる学校がある場合は学校が開催しているイベントへの参加がおすすめです!

おすすめというか必須です!
学校説明会・オープンスクール
学校説明会などであれば、その内容はもちろんのこと配布される資料も一次情報ということで最も信頼できる内容です。
体験イベントがある場合には参加してみると、学校ごとに教職員の雰囲気もそれぞれで、学校には生徒達による校風だけでなく教職員による社風のようなものもあるんだなと感じます。
文化祭などの学校のイベント
生徒達の様子は文化祭などのイベントに足を運んでみるとよくわかります。
髪型から靴下の色、靴まで、学校によって本当に様子が違います。
薄化粧をしているような生徒がいる学校もあれば、髪は黒ゴムで結んで全員白ソックスみたいな学校もあります。
自分の子供が通ってみたところを想像して、校風的にあっていそうかどうかを判断をする手がかりになると思います。
6年間通うことになるので、学校の方針や校風が合わなと通うのがつらくなってしまうかもしれないのでしっかりと見極めておくと良いと思います。
中体連・中文際
また、学校のイベント以外にも、子供と一緒に中体連や中文祭、強豪校であれば全中(全国中学校体育大会)なども観にいってみると活躍している生徒達の様子を垣間見ることもできます。
特に中学に入ってから部活に入りたいと思っている場合は、先輩たちが子供にとっての良いロールモデルになるのでモチベーションの維持にもつながりオススメです。
まとめ
ひと昔前までは、個人で中学受験の情報収集をする手段は限られていたんですけど、今は各学校の公式サイトや大手塾の情報サイトなどが充実しており中学入試の情報がなくて困るということはほぼないと思います。
逆に、塾に通っていないだけに縛りがなく情報過多になりがちなので、学校の公式ウェブサイトを中心に自分達に必要だと感じるものを選んで取り入れていくと良いと思います。
この記事で紹介した方法が中学受験を考えている人の役に立つことがあれば嬉しいです。