はじめまして。こもんがです!
こもんがの塾なし中学受験をサポートした、ままんがです!
塾なし中学受験をしようと思った時に、学習スケジュールってどうやって作れば良いのかわからなくないですか?
こもんがは塾なし中学受験をしたのですが、スケジュール作成の際は、スケジュールの立て方がわからず、雛形的なものもなかったために困った記憶があります。
仕方がないので試行錯誤しながら学習スケジュールを作っていたのですが、中学受験のプロではないままんがが最初の頃に作っていた学習スケジュールはひどいもので、日々修正の連続でした。
でも、そんな経験をしたおかげで、今ではどんな手順で学習スケジュールを立てれば良いかわかるようになりました。
塾なし中学受験の学習スケジュールの作成は、考え方が分かればとてもシンプルで簡単です。
この記事では、こもんがの塾なし中学受験のスケジュール作成でままんがが失敗から学んだことをもとにして、塾なし中学受験の学習スケジュールの作成方法を紹介してみたいと思います。
塾なし中学受験で学習スケジュールを作成する流れ
いきなりですが、まずは学習スケジュールを立てる時の流れを紹介しておきたいと思います。
学年別に学習の目標や内容を決めていく方法もあると思うのですが、この方法だと自分達の状況や目標に合わせて学習スケジュールを作ることができるかなと思います。
この流れをまとめると、以下のようになりますね。
STEP1〜STEP3は学習スケジュールを立てるための準備。
STEP4〜STEP5は学習スケジュールの作成。
STEP6は学習スケジュールの運用的な作業。
流れを整理してみると結構シンプルですよね?
次は、各ステップごとに何をすれば良いのかを詳しく解説していきたいと思います!
塾なし中学受験の学習スケジュール作成方法
STEP1 志望校のレベルを決める
学習スケジュールを立てる場合、目標にするレベルが定まっていないと何をどのくらい勉強すれば良いのかわからないですよね。
なので、まずはどの程度のレベルの学校を目指すのかを決めます。
STEP2 志望校の入試問題のレベルを把握
次に、志望校の過去問題の難易度や偏差値を把握します。
過去問を見ても、難易度の違いなんてわからない!っていう場合はとりあえず偏差値を手がかりにしておきましょう。
STEP3 志望校のレベルに合わせた教材を決める
志望校の問題レベルがどのくらいかわかったら、骨格となる教材を決めます。
ちなみに教材は大きく分けて、中学受験の基礎、応用的な典型問題、入試レベルといった三段階分くらいが必要になります。
上位校や難関校を目指す場合は、典型問題をマスターした後に、より難易度の高い問題に取り組む必要があるので、その分の学習時間も確保する必要があります。
学習を進めていく中で、問題集を追加したくなったり、省いたりということもあると思うのですが、骨格になる教材は最初に決めておくことをおすすめします。
ちなみに、こもんがが塾なし中学受験をした時に使った教材については以下の記事にまとめてあります。
Z会で難関校レベルとされている学校に合格できた教材なので、教材選びに迷ったら参考にしてみてください。
STEP4 基礎・応用を終わらせる時期と入試レベルの問題に取り組み始める時期を決める
教材が決まったら、いつ頃までに基礎、応用を終わらせて、どの時期から入試レベルの問題や過去問に取り組み始めるのかを決めます。
基礎や応用の勉強にかける時間については、中学受験の勉強を開始する時期や志望校のレベル、中学受験の勉強以外の活動とのバランスなどによって変わると思うのですが、過去問については遅くても2学期中旬頃には解き始めるようにしておくことをおすすめします。
STEP5 決めた期限に沿って月・週・日単位の学習スケジュールを決める
基礎レベル、応用レベルの学習期限に合わせて、それぞれのレベルで使う教材をいつまでに終わらせるかを決めます。
そして教材ごとに使える時間が決まったら、学習内容を日々の学習スケジュールに割りあてていきます。
STEP6 学習の状況に合わせて微調整する
最後は、学習スケジュールの立て方というよりはメンテナンス的なものになります。
特に学習を始めたばかりの頃は学習スケジュールににずれが生じることがよくあると思うので、そんな時は、その都度学習スケジュールを修正します。
学習スケジュール作成の実例〜こもんがの場合
ここまでの説明だと抽象的でわかりづらいと思うので、参考までにこもんがの塾なし中学受験で最初に立てた学習スケジュールを紹介してみたいと思います。
まずは、全体の学習計画として、小4からの3年間でどんなスケジュールで何を勉強するかを大まかに決めておきました。
そして、日々の学習内容については全体の学習スケジュールをもとにして、別の用紙に記入しました。
そして、日々の学習が予定通りに行かない時や、教材を足す、または省くことにした場合はスケジュールを都度修正していました。
学習スケジュール作成の失敗例
ちなみに、こもんがの場合、最終的には小6の2学期以降の詰め込みっぷりが半端ではない、以下のような学習スケジュールになってしまいました。
次は、どうしてこんなことになったのか、またこういった失敗を起こさないようにするためにはどうすれば良いかについて書いていきたいと思います。
スケジュール通りに学習が進まなかった理由
学習がスケジュール通りに進まなかった理由ははっきりしていて、以下に挙げる3点が原因になっていました。
学習の予備日を設けなかった。
最初に学習スケジュールを立てた時に、しっかりと理解することよりも「どうやって受験までに範囲を終わらせるか」という考えしかなかったため、「学習の予備日」という概念が全くありませんでした。
当然、学習スケジュールをなぞるだけの学習ではきちんと身につかないため、大幅な遅れが出ることになりました。
先取り学習していなかった
こもんがは小学校で習う内容をあらかじめ学習せずに小4から算数の特殊算の勉強を始めました。
そうすると、特殊算以前の、小学校で習う内容も勉強しなくてはいけないことが何度かあり、こちらもスケジュール通りに勉強が進まない原因のひとつになっていました。
なお、このあたりの話については【塾なし中学受験】先取り学習なしで後悔したこれだけはやっておくべきことの記事で詳しく解説しているので、塾なし中学受験を考えている場合はぜひご一読ください。
繰り返し学習に見積もった時間が少なかった
繰り返し学習については2〜3回で充分かなと思っていたのですが完璧を目指すとそれでは足りませんでした。
解けてはいるけど、完璧に理解できているか怪しいみたいな感じです。
なので、結局4〜5回くらい繰り返した問題もあったりで、その分余計に時間がかかりました。
学習スケジュールが遅れた原因は親の知識不足と見積もりの甘さ
ここまで読んで気づいた方もいると思うのですが、スケジュール通りに学習が進まなかった原因は、学習内容に対する知識不足と、認識の甘さでした。
先取り学習はもちろんですが、特に小5の算数の単元は1.5〜2倍程度の時間がかかると思っておいた方が安全です。
中学受験は時間との戦いなので、この記事を読んだ方は我が家と同じ間違いを犯さないことを願います。
塾なし中学受験の学習スケジュールを立てる時の注意点
こもんがの塾なし中学受験ではかなり危ない思いをした経験から、学習スケジュールを作る時には以下の点に留意しておくことをおすすめします。
学習の予備日を設ける
日々の学習の遅れや疑問点を取り返すため、または理解ができていなかったところを復習できるように週1、または3〜5単元に1回程度は学習の予備日を設けるようにする。
充分な繰り返し学習の時間を確保する
一度勉強しただけで全て理解できる子供は稀なので、繰り返し学習のための時間を確保する。
例えば受験算数の基礎を勉強する段階では、最低でも3〜4周の繰り返し学習、社会などの知識系の科目についても同様に繰り返し学習ができるスケジュールを組む。
余裕を持ったスケジュールを立てる
通信教育や家庭教師などを利用しない場合、親が主導する素人見立ての塾なし中学受験になるので、何かあっても修正ができるようにできるだけ余裕を持った学習スケジュールを立てておく。
まとめ
学習スケジュールの作成は、慣れるまでは少し難しく感じるかもしれないです。
でも、全体の学習計画と日々の学習の二系統に分けて考えれば、学習内容を表に当てはめる程度の作業的なものだけで学習スケジュールを作ることができます。
また、一般的に、中学受験で学習スケジュールを考える場合、「各学年でやっておくべきこと」を軸にして考えていくと思います。
でも、塾や通信教育を利用しない塾なし中学受験の場合、「学年」という単位以外に、「自分達の優先順位で受験本番までの時間を割り振る」こともできます。
例えばこもんがの場合は、算数は小4で小5の範囲に入り小5で小6の範囲を一通り終わらせる一方、そのほかの科目については小6から一気に学習するスケジュールを立てていました。
これが良いのか悪いのかはわからないんですけど、自分達の優先順位や価値観に沿った、100%自由な学習スケジュールを立てられるのは、塾なし中学受験だからこそ受けられた大きなメリットだったと思います。
この記事で書いた学習スケジュール作成の方法は、こもんがが塾なし中学受験をした時の失敗や経験から学んだことを凝縮しています。
この記事が、塾なし中学受験を考えている人のスケジュール作成に役立つことがあると嬉しいです。
また、塾なし中学受験をした時の学習方法などについても以下の記事にまとめてあります。
塾なし中学受験を考えている場合はぜひ参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。